イザベル・ベロ＝アマデイ

イザベル・ベロ＝アマデイ（仏: Isabelle Berro-Amadeï、, 1965年10月24日 - ）は、モナコの政治家、法律家、外交官。欧州人権裁判所判事を歴任。2022年から対外関係・協力大臣（フランス語版）を務める。2025年に前任者のディディエ・ギヨームから国務大臣代行に任命されたが、ギヨームが在任中に死去したため、引き続き職務を代行している。暫定的な職務代行とはいえ、モナコ初の女性国務大臣である。

モナコの政治家 イザベル・ベロ＝アマデイ Isabelle Berro-Amadeï
生年月日	(1965-10-24) 1965年10月24日（59歳）
出身校	ニース＝ソフィア＝アンティポリス大学（英語版） 国立司法学院
前職	欧州人権裁判所裁判官
モナコ公国 国務大臣代行
在任期間	2025年1月10日[注釈 1] -
モナコ公	アルベール2世
モナコ公国 対外関係・協力大臣（フランス語版）
内閣	ピエール・ダルトゥ内閣 ディディエ・ギヨーム内閣
在任期間	2022年1月17日 -
モナコ公	アルベール2世
欧州人権裁判所判事
在任期間	2006年6月27日 - 2015年8月1日

来歴

1983年から1987年にかけてニース大学で法学を学んだ後に国立司法学院に入学し、首席で卒業^[1]。1989年、ベロ＝アマデイはモナコ公国司法局の職員になった。翌年にモナコ上級裁判所判事となり、2006年から2012年まで、ベロ＝アマデイはストラスブールの欧州人権裁判所（ECHRH）の判事として派遣される。

2016年から2022年までモナコの駐ドイツ大使（兼オーストリア大使兼ポーランド大使兼ウィーン国際機関モナコ代表）を務め、外交経験を積んだ^[2][3][4]。

2025年1月10日、ディディエ・ギヨーム国務大臣（当時）から国務大臣代行に指名されたが、1週間後にギヨームは病死。ギヨームの死後も引き続き国務大臣を代行し^[5]、6月4日にアルベール2世が後任の国務大臣にフィリップ・メトゥー（英語版）を指名した^[6]。しかしメトゥーが7月4日の就任宣誓を前に、6月26日に就任を辞退したため^[7]、改めて7月3日にクリストフ・ミルマン（フランス語版）が新国務大臣に指名され、7月21日に就任することとなった^[8]。