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イヴァン・ブーニン

ロシア帝国の作家 ウィキペディアから

イヴァン・ブーニン
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イヴァン・アレクセーエヴィチ・ブーニンロシア語: Ива́н Алексе́евич Бу́нин, ラテン文字転写: Ivan Alekseevich Bunin, 1870年10月22日ユリウス暦10月10日) - 1953年11月8日)は、ロシア帝国出身の作家である。ロシア革命後、フランスへ亡命。ロシア人小説家としては初のノーベル文学賞を受賞している。

概要 Ivan Buninイヴァン・ブーニン, 現地語名 ...
概要 ノーベル賞受賞者 ...
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経歴

ヴォロネジの地主の家に生まれる。父親の放蕩のため家は没落。17歳で詩人としてデビューののち、新聞記者、図書館司書などの職に就きながら短編小説を発表、アントン・チェーホフレフ・トルストイマクシム・ゴーリキーなどの知遇を得る。翻訳家としても評価され、ロングフェローの詩の訳により1903年プーシキン賞を受賞、1909年にアカデミー会員となる。また長編小説でも名声は高まり、1912年から1914年までカプリ島にゴーリキーを訪ねて滞在した。革命によりオデッサに二年滞在したのち、フランスへ亡命し、ロシア語で作品を書き続け、1933年ノーベル賞を受賞。第二次世界大戦中はナチスに抵抗し、ユダヤ人を自宅に匿ったという。

トルストイを尊敬し、フョードル・ドストエフスキーを評価しなかった。仏教を研究し、最古の仏典スッタニパータオルデンベルクの『ブッダ』を座右の書とした。

2014年、ニキータ・ミハルコフがその「日射病」を「サンストローク」として映画化した。

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主要作品

日本語訳

  • 『生活の盃』原久一郎訳、新潮社、1923
  • 『村』中村白葉 訳 ノーベル賞文学叢書、今日の問題社、1941。復刻・本の友社、2006
  • 『ミーチャの恋・エラーギン騎兵少尉の事件』原卓也訳、<ノーベル賞文学全集 7>主婦の友社、1971
  • 『アルセーニエフの青春』高山旭訳、河出書房新社、1975
  • 『トルストイの解脱』高山旭訳、冨山房、1986
  • 『日射病』小泉猛訳、集英社:ギャラリー<世界の文学15 ロシアⅢ>、1990
ニキータ・ミハルコフ監督「サンストローク」原作
  • 『暗い並木道 イワン・ブーニン短編集』原卓也訳、国際言語文化振興財団、1998
  • 『アントーノフカ』町田清朗訳、未知谷、2007
  • 『ミーチャの恋・日射病 他十篇』高橋知之訳、岩波文庫、2025
「ブーニン作品集」
  • 『ブーニン作品集1 村 スホドール』望月哲男・利府佳名子・岩本和久・坂内知子訳、群像社、2014
  • 『ブーニン作品集2』、未刊行
  • 『ブーニン作品集3 たゆたう春 夜』岩本和久・坂内知子訳、群像社、2003
  • 『ブーニン作品集4 アルセーニエフの人生 青春』望月恒子訳・解説、群像社、2019
  • 『ブーニン作品集5 呪われた日々 チェーホフのこと』佐藤祥子・尾家順子・利府佳名子訳、群像社、2003

脚注

外部リンク

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