ウィリアム・グレイ (第9代スタンフォード伯爵)

第9代スタンフォード伯爵ウィリアム・グレイ（英語: William Grey, 9th Earl of Stamford、1850年4月18日 – 1910年5月24日）は、イングランド貴族。

ジョン・アーネスト・ブラウン（John Ernest Breun）による肖像画、1896年画。

生涯

ウィリアム・グレイ（William Grey、1820年ごろ – 1872年9月1日、ハリー・グレイの三男、第4代スタンフォード伯爵ハリー・グレイの曽孫）と妻ハリエット（Harriet、旧姓ホワイト（White）、フランシス・ヘンリー・ホワイトの娘）の息子として、1850年4月18日に生まれ、5月1日にニューファンドランド植民地（英語版）のセントジョンズで洗礼を受けた^[1]。ブラッドフィールド・カレッジ（英語版）で教育を受けた後^[1]、1869年1月16日にオックスフォード大学エクセター・カレッジに入学した^[2]。1869年から1873年までスカラ（scholar）を務めた後^[1]、1873年にB.A.の、1875年にM.A.の学位を修得した^[2]。1876年から1878年までミル・ヒル・スクールの副校長を、1878年から1883年までバルバドスのコドリントン・カレッジ（英語版）で古典学および哲学教授を務めた^[1]。

1890年6月19日に伯父にあたる第8代スタンフォード伯爵ハリー・グレイが死去すると、スタンフォード伯爵位を継承、1892年5月3日に貴族院より爵位継承を承認された^[1]。政治では自由党に属したが、1886年に自由統一党に転じた^[1]。

本国では慈善組織協会会長、チャーターハウス・スクール理事を務め、1901年から1904年まで首都保護院委員会（英語版）の委員を務めた^[1]。

1910年5月24日にウェイブリッジ（英語版）のスランダフ・ハウス（Llandaff House）で死去、30日にチェシャーのボウドン（英語版）（現代ではグレーター・マンチェスターに属する）で埋葬された^[1]。息子ロジャー（英語版）が爵位を継承した^[1]。

家族

1895年4月18日、エリザベス・セオバルド（Elizabeth Theobald、1866年ごろ – 1959年9月1日、チャールズ・セオバルドの娘）と結婚、1男1女をもうけた^[3]。

• ロジャー（英語版）（1896年10月27日 – 1976年8月18日） - 第10代スタンフォード伯爵^[1]
• ジェーン（1899年8月24日 – 1991年^[4]） - 1927年9月29日、ペヴェリル・ヘイズ・ターンブル（Peveril Hayes Turnbull、1972年没^[5]、ウィリアム・ペヴェリル・ターンブルの息子）と結婚、子供あり^[3]