トップQs
タイムライン
チャット
視点
ウインクで乾杯
ウィキペディアから
Remove ads
『ウインクで乾杯』(ウインクでかんぱい)は、東野圭吾の推理小説。祥伝社から1988年10月に『香子の夢―コンパニオン殺人事件』の題名でノン・ノベル(新書)版が刊行され、1992年にノン・ポシェット(現祥伝社文庫)版が刊行された際に改題された[1]。
Remove ads
あらすじ
パーティコンパニオンの小田香子は、800万円相当の品を、カボチャを買うような手軽さで「ポンと買いたい」という大きな夢を抱いていた。その実現のため、資産家との縁が多いこの職業は、彼女にとって理想的な環境であった。
資産家の御曹司である高見からの誘いを受け、香子は好機と捉え喜ぶが、事態は思わぬ方向へ急転する。同僚の牧村絵里が、ホテルの一室で青酸化合物を混入されたビールを飲み、死亡した状態で発見されたのだ。初動捜査の段階では密室状態であった現場状況から、自殺の線が強いと判断するものの、実際に捜査に当たる芝田は拭いきれない違和感を覚え、独自の捜査を開始する。
その最中、新たな事件が発生する。絵里の親友が、自宅マンションで扼殺体として発見された。
登場人物
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
コンパニオンと関係者
- 小田香子
- パーティコンパニオン「バンビ・バンケット」に勤務する24歳。
- 米沢
- 香子が所属する「バンビ・バンケット」の営業社員。
- 牧村絵里
- 「バンビ・バンケット」勤務の香子の同僚。ホテルの一室で青酸カリによる中毒死体として発見される。
- 江崎洋子
- 「バンビ・バンケット」のチーフコンパニオン。
- 浅岡綾子
- 「バンビ・バンケット」勤務の香子の同僚。
- 真野由香利
- フリーのパーティコンパニオンで、絵里の友人。
- 角野文江
- 「バンビ・バンケット」勤務。
- 丸本久雄
- 「バンビ・バンケット」の社長。
高見不動産
- 高見雄太郎
- 高見不動産の元社長。名古屋で伊瀬耕一に殺害される。
- 高見礼子
- 雄太郎の娘。
- 高見康司
- 雄太郎の実弟。兄の没後、高見不動産の社長に就任。
- 高見俊介
- 高見不動産の専務。
華屋
- 西原正夫
- 日本全国に支店を持つ宝石店「華屋」の社長。
- 西原昭一
- 正夫の長男で、華屋の副社長。
- 西原健三
- 正夫の三男。
警察関係者
- 芝田
- 警視庁捜査一課の刑事。30歳前後で長身、色黒。香子の住むマンションの隣に引っ越してきたが、多忙のため荷物の整理が進んでいない。
- 直井
- 警視庁捜査一課の刑事。芝田より年上で妻子持ち。
- 坂口
- 警視庁捜査一課の係長。通称「豆狸」。
- 松谷
- 警視庁捜査一課の警部で、芝田・直井の上司。
- 加藤
- 築地警察署の刑事。
その他の人物
- 牧村規之
- 牧村家の長男で、絵里の兄。
- 伊瀬耕一
- 画家。名古屋で絵里と恋仲だったが、3年前に高見雄太郎を殺害後、自殺した。
Remove ads
書籍情報
- 新書:『香子の夢―コンパニオン殺人事件』、1988年10月1日発売、ノン・ノベル、ISBN 4-396-20275-X
- 文庫本:『ウインクで乾杯』、1992年5月20日発売[1]、ノン・ポシェット、ISBN 4-396-32263-1
テレビドラマ
1989年12月5日に日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」枠で、単発2時間ドラマとして放送された。
キャスト
スタッフ
- 企画 - 小坂敬
- 脚本 - 佐伯俊道
- 演出・プロデューサー - 田中芳樹
- 音楽 - 大谷和夫
- 函館ロケ協力 - 函館市、恵山町観光協会、日本航空 ほか
- 技術協力 - フォーチュン
- 美術協力 - 美建興業、高津装飾美術
- MA - テレトップ
- プロデューサー - 平松弘至
- 制作 - 国際放映
- 製作著作 - 日本テレビ
Remove ads
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads