トップQs
タイムライン
チャット
視点

ウグイ亜科

ウィキペディアから

ウグイ亜科
Remove ads

ウグイ亜科 (Leuciscinae) はコイ科に含まれる亜科の一つ。700種近い種が含まれ、コイ科の中でもかなり大きな分類群である。

概要 ウグイ亜科, 分類 ...
Thumb
ヒメハヤ Phoxinus phoxinus
Remove ads

分布

分布は主に北半球で、北米・ヨーロッパ・北アフリカが中心。日本に分布するウグイアブラハヤなどは例外的な存在であるといえる。東南アジアやインドには分布しない。

分類

要約
視点

種数はFishBaseによる[1]

ヨーロッパ・アジア産

大きく3つのクレードに分かれる[2][3][4]

ヒメハヤ属
ユーラシア産。他の全てのウグイ亜科魚類の姉妹群となると見られている。かつてはアブラハヤなどもここに含められたが、現在は別属とされている。
極東クレード
十数種のみを含む。
ヨーロッパ・北アフリカクレード
およそ270種を含む。

北アメリカ産

およそ300種が属し、大きく3つのクレードに分かれる[5][6][7]

Western clade
生態・形態は様々であるが、コロラド川など西部の水系に分布することが共通する。
Creek Chub - Plagopterin Clade
十数種からなる小さなクレードで、Creek Chub(上4属)とPlagopterin(下4属)から構成される。Plagopterin類は非常に細かい鱗を持ち、背鰭・腹鰭の鰭条が棘条のように硬化するという珍しい特徴がある。
OPM clade
Open Posterior Myodome clade は、後部動眼筋室 (Posterior Myodome) の底面、基後頭骨 (basioccipital) と副蝶形骨 (parasphenoid) の間に開口部を持つことから命名されたクレードである。この開口部によって、眼球を大きくすることが可能となっている。また、この開口部は発生過程で閉じることもある。
  • shiner clade - OPM clade の中では最大のクレードで、”シャイナー”と呼ばれる魚種を中心におよそ170種が含まれる。

絶滅種

近代の絶滅種には次の2属があり、いずれもメキシコ産である。

Remove ads

脚注

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads