ウルフ・クリステション

ウルフ・ヤルマー・エド・クリステション（Ulf Hjalmar Ed Kristersson、1963年12月29日 - ）は、スウェーデンの政治家。現在、同国首相、穏健党党首^[1][2]。

ウルフ・クリステション Ulf Kristersson M
2023年6月29日
第45代 スウェーデン王国首相
現職
就任 2022年10月18日
君主	カール16世グスタフ
代理官	エバ・ブッシュ（英語版）
前任者	マグダレナ・アンデション
スウェーデン王国最大野党党首
任期 2017年10月1日 – 2022年10月18日
君主	カール16世グスタフ
首相	ステファン・ロベーン マグダレナ・アンデション
前任者	アンナ・キンバーグ・バトラ（英語版）
後任者	マグダレナ・アンデション
穏健党党首
現職
就任 2017年10月1日
代理官	ピーター・ダニエルソン（英語版） エリサベト・スヴァントソン（英語版）
書記長	グンナー・ストレマー（英語版）
前任者	アンナ・キンバーグ・バトラ（英語版）
スウェーデン王国社会保障大臣
任期 2010年10月5日 – 2014年10月3日
首相	フレドリック・ラインフェルト
前任者	クリスティーナ・ペーアソン（英語版）
後任者	アンニカ・ストランドヘル（英語版）
穏健党青年連盟（英語版）議長
任期 1988年11月26日 – 1992年10月24日
前任者	ベアトリース・アスク（英語版）
後任者	フレドリック・ラインフェルト
リクスダーゲン議員
現職
就任 2014年10月4日
選挙区	セーデルマンランド県
任期 1991年10月5日 – 2000年4月30日
選挙区	ストックホルム県
個人情報
生誕	Ulf Hjalmar Kristersson (1963-12-29) 1963年12月29日（61歳）  スウェーデン、ルンド
政党	穏健党
配偶者	ビルギッタ・エド（結婚 1991年）
子供	3
出身校	ウプサラ大学
公式サイト	Official website
兵役経験
所属組織	スウェーデン陸軍
軍歴	1983-1984
表 話 編 歴

首相になるまでの経歴

2014年12月11日、彼は穏健党の影の財務大臣および経済政策のスポークスパーソンに任命された。 2017年9月1日、アンナ・キンバーグ・バトラが辞任した後、クリステションは穏健党の党首に立候補すると発表した^[3]。2018年のスウェーデン総選挙以来、彼の指導の下、穏健党はスウェーデン民主党に門戸を開き、2021年末までに彼らと解散した同盟の中道右派2党と非公式の右翼同盟を結んだ^[4]。

首相として

2022年9月の総選挙で勝利し、10月17日に議会で賛成176票・反対173票で首相に選出、18日に就任し政権（英語版）が発足した^[5]。

2022年ロシアのウクライナ侵攻に伴い、スウェーデンは軍事的な中立志向から北大西洋条約機構（NATO）への加盟に方針転換。クリステションも方針転換に沿ってNATO加盟に向けた調整を進めた。しかし加盟に難色を示すトルコが反体制派組織のクルド人を引き渡すよう要求。これに抗議する国内極右勢力のデモ隊がコーランを焼き捨てる行為に及んだ^[6]ためトルコ側は態度を硬化。クリステションは国民に向けて「国民全員に深刻さをわかって欲しい」と訴えた^[7]。

2025年8月3日に配信されたインタビュー映像では、政策判断のセカンドオピニオンを得るためにChatGPTをはじめとした人工知能をかなり頻繁に使用していると発言し、物議を醸した^[8]。

ギャラリー

• 
  エバ・ブッシュ副首相と（2022年10月18日）
• 
  フィンランドのサンナ・マリン首相と（2022年10月28日）
• 
  左からアイスランドのカトリーン・ヤコブスドッティル首相、オーランド自治政府のヴェロニカ・ソーンルース首長、フィンランドのサンナ・マリン首相、クリステション、ノルウェーのヨーナス＝ガール・ストーレ首相（2022年11月1日）
• 
  ロベルタ・メツォラ欧州議会議長と（2023年1月17日）