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エクロジャイト

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エクロジャイト
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エクロジャイト(eclogite)は、高温高圧下でできた変成岩(広域変成岩)。赤色の柘榴石鉄礬柘榴石苦礬柘榴石)と緑色の輝石オンファス輝石)を主成分とするため、榴輝岩(りゅうきがん)ともいう。かんらん岩に伴って産する。

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エクロジャイト(榴輝岩)

概要

化学組成玄武岩とほぼ同一であり、玄武岩質の海底プレートが沈み込み、高圧により変成して生成したものといわれる。また地殻深部でも生成するといわれるが、比較的低圧で生成したものは鉄礬柘榴石Fe3Al2(SiO4)3成分に富み、より深部の高圧で生成したものは苦礬柘榴石Mg3Al2(SiO4)3成分に富むとされる[1]

上部マントルは、予測される化学組成、密度(3,380 kg・m3)および地震波の伝播速度(P波 : 8,110 m・s1S波 : 4,490 m・s1[2]などのデータから、これらの条件を満たす岩石は限定され、かんらん岩(3,297 kg・m3、P波 : 8,185 m・s1、S波 : 4,681 m・s1)およびエクロジャイト(3,445 kg・m3、P波 : 8,127 m・s1、S波 : 4,583 m・s1[3]などからできていると予測されている[4]

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産出

比較的産出は稀であり、主な産地はノルウェーなどで、日本では愛媛県東赤石山付近で少量産出する。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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