エメノン (ポワティエ伯)

エメノン（Émenon, ? - 866年6月22日）は、ポワティエ伯（ポワトゥー伯）（在位：828年 - 839年）^[1]、ペリゴール伯^[2]およびアングレーム伯（在位：863年 - 866年）^[3]。

エメノン・ド・ポワティエ Émenon de Poitiers
ポワティエ伯（ポワトゥー伯） ペリゴール伯 アングレーム伯
在位	ポワティエ伯：828年 - 839年 ペリゴール伯・アングレーム伯：863年 - 866年
死去	866年6月22日 西フランク王国、ランコーニュ
配偶者	サンシャ・ド・ガスコーニュ
	トロワ伯ウード1世の娘
子女	アルノー アデマール1世（エマール） アダレルム
家名	ギレム家
父親	ポワティエ伯ベルナール1世

生涯

エメノンをポワティエ伯（ポワトゥー伯）に任命した人物は不明であるが、おそらくアクィタニア王ピピン1世であるとみられる。エメノンはピピン1世の側につきルートヴィヒ1世と戦った。ピピン1世がポワティエに在任中、皇后ユーディトはしばらくの間、ポワティエのサント＝クロワ修道院に幽閉されていた^[4]。エルボージュ伯領はエメノンから取り上げられ、聖職禄としてネウストリア辺境伯ラゲノルドに与えられた。ピピン1世が死去すると、エメノンはピピン2世をアクィタニア王と宣言した貴族たちに加わった^[5]。ルートヴィヒ1世はアクィタニアに侵攻してポワティエを占領し、839年のクリスマスをそこで過ごし、代わりにラヌルフ1世をポワティエ伯に任命した。

エメノンは863年にペリゴール伯およびアングレーム伯となったが^[2][3]、866年にサント伯ランドリとの戦いで戦死した。サント伯ランドリもまた戦死した^[6]。

結婚と子女

エメノンは最初にガスコーニュ公サンシュ2世の娘サンシャと結婚し、1男をもうけた。

• アルノー（864年没） - ガスコーニュ公

2番目にトロワ伯ウード1世の娘と結婚し、2人の間に2男が生まれた。

• アデマール1世（エマール、926年没） - ポワティエ伯、アングレーム伯
• アダレルム（894年没） - トロワ伯