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エリック・カール

アメリカの絵本作家 (1929 - 2021) ウィキペディアから

エリック・カール
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エリック・カール(Eric Carle、1929年6月25日[2] - 2021年5月23日[3])は、アメリカ絵本作家[4][5]

概要 エリック・カールEric Carle, 誕生 ...

ニスを下塗りした薄紙にで色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法が特徴[6]。鮮やかな色彩感覚によって「絵本の魔術師」といわれる。

発表した絵本は40作以上にのぼり、代表作である『はらぺこあおむし』は70以上の言語に翻訳され、出版部数は5500万部を超えている[4]

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略歴

1929年ニューヨーク州シラキュース生まれ[2]。両親はドイツ人[6]1935年に家族とドイツに移住[6]

1946年から4年間、シュトゥットガルト造形美術大学で学ぶ。52年にアメリカに戻り、絵本作家のレオ・レオニの紹介でニューヨーク・タイムズグラフィックデザイナーとして働く[2]。67年に『くまさん くまさん なにみてるの?』(原題 Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?、文 ビル・マーチン英語版)のイラストレーションを担当し、絵本作家としてデビュー。68年に最初の自作絵本『1、2、3 どうぶつえんへ』を発表[2]。本作は翌1970年にボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞を受賞[7]。69年、『はらぺこあおむし』をアメリカで刊行。本作はアメリカのほかドイツ、フランスなど各国で多数の賞を受賞[8]

  • 1971年より絵本製作に専念、『たんじょうびの ふしぎな てがみ』、『うたが みえる きこえるよ』などを発表。
  • 1985年、訪日。
  • 2002年11月、ボストン近郊にエリック・カール絵本美術館が開館。
  • 2003年、ローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。
  • 2021年5月23日、腎不全のため、東部マサチューセッツ州の自身の別荘で死去[9][10]91歳没
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代表的な絵本

括弧内は原題。

  • くまさん くまさん なにみてるの?(Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?、1967年[注 1]
  • はらぺこあおむし(The Very Hungry Caterpillar 1969年)森比左志 訳、偕成社、1976年
  • ホットケーキできあがり!(Pancake、Pancakeアーサー・ビナード 訳、偕成社、1970年
  • ごちゃまぜカメレオン(The Mixed-up Chameleon八木田宜子 訳、偕成社、1990年
  • ちいさいタネ(The Tiny Seedゆあさふみえ 訳、偕成社
  • やどかりのおひっこし(A House for Hermit Crab)森比左志 訳、偕成社
  • くもさん おへんじ どうしたの(The Very Busy Spider)森比左志 訳 偕成社
  • ごきげんななめのてんとうむし(The Grouchy Ladybug)森比左志 訳、偕成社
  • 月ようびはなにたべる?(Today is Monday)森比左志 訳、偕成社
  • だんまりこおろぎ(The Very Quiet Cricket工藤直子 訳、偕成社
  • 巨人に気をつけろ!(Watch Out A Giant)森比左志 訳、偕成社
  • さびしがりやのほたる(The Very Lonely Firefly)偕成社
  • とうさんはタツノオトシゴ(Mister Seahorse佐野洋子 訳、偕成社
  • こんにちは あかぎつね!(Hello Red Fox)佐野洋子 訳、偕成社
  • パパ、おつきさまとって(Papa, Please Get the Moon for Me)森比左志 訳、偕成社
  • パッチン!とんでコメツキくん(The Very Clumsy Click Beetle)偕成社

他に童心社からいわむらかずおコラボレートしたバイリンガル絵本『どこへいくの?ともだちにあいに!』がある[11]

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その他

2021年11月12日、エリック・カールの世界観をテーマとする、日本で初めてのプレイグラウンド施設『プレイパーク エリック・カール』がオープンした[12]

脚注

参考文献

外部リンク

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