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エルサレム聖書
フランス語訳聖書 ウィキペディアから
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エルサレム聖書 (えるされむせいしょ、仏: La Bible de Jérusalem)は、フランス語訳聖書のひとつ。エルサレムにあるフランスの高等教育研究機関であるエルサレム・フランス聖書考古学学院によって編纂された。同学院はカトリック教会の修道会のひとつであるドミニコ会によって運営されている。
出版
初版、1956年

エルサレム聖書の最初の出版は、43分冊形式で1945年から1955年までかけて行われた。最初の刊行から約10年後の1956年になって、この全体が「エルサレム聖書」La Bible de Jérusalemとして知られている[注釈 1]、一冊の本の形にまとめられた[1]。このとき、改訳も行われ、注釈も改訂・補足されている。
それまでの古い翻訳を一新した、この新訳の聖書は非常な好評をもって迎えられ、迅速な、かつ大きな成功を収めた。今日では広く行われている、聖書批評学に基づく注釈や解釈は、当時は革新的な物であり、この成功の大きな原因となった。エルサレム聖書は神学的な、信仰に基づいた書であると同時に、聖書の持つ文学的・詩的な側面も強調しており、それが文章にも反映されている。このことが、エルサレム聖書の実用性を高め、カトリシズムの典礼で最も一般的に使われる聖書とした[1]。
改訂第二版、1973年



1973年にエルサレム聖書の改訂版が出版された[1]。さらに1978年には出版社Zodiaque(fr:Éditions Zodiaque)との協業により、多色刷りの挿絵付きの版としても刊行された[2]。
第三版、1998年
1998年に10人以上の専門家によって改訂が行われた第三版が出版された。フランス語の語彙が更新され、内容だけでなく文書の形式にもさらに注意が払われ、注釈には近年の聖書研究の成果が反映された[3]。
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構成
エルサレム聖書は一般的なカトリック教会の聖書と同じ構成を採用している。
旧約聖書
新約聖書
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関連項目
- 共同訳聖書 (TOB)
- フランス語訳聖書
- 英語訳聖書
- クリスチャンコミュニティバイブル
脚注
外部リンク
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