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エヴェン
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エヴェン(エヴェン語:эвэ̇н[1]、ロシア語: эвены 、英語: Evens、中国語: 鄂溫人、埃文[2]人)、旧称ラムート人(ロシア語: ламуты)は、ツングース系民族の一つで、主にロシア国内の東シベリア北部地域(サハ共和国・マガダン州・ハバロフスク地方東北部・カムチャッカ地方北部・中部及びチュクチ自治管区)に居住する。また、ロシア国内のサハ共和国にはエヴェンの約半数が居住しており、その多くはサハ語を日常語としている。

概要

エヴェン人のロシアでの人口推移は以上の通りである。
エヴェン人は17世紀以来、ロシアではヤクート(サハ)による呼称であるラムート人として知られてきた。民族としての自称は地域によって異なり、エヴェン、オロルなどが存在したが、ソ連によって正式に「エヴェン」が民族名とされた。隣接するエヴェンキ人とは非常に共通点が多く、過去にはエヴェンキ人やエヴェン人がまとめて「ツングース人(もしくは北方ツングース)」と呼ばれることもあった。
エヴェン人の居住地は主にオホーツク海・北極海の沿岸部、カムチャッカ半島・北部ヤクーチアの山岳地帯などに分けられる。沿岸部の住民は海獣狩猟・漁労などを営む定住民であるのに対し、山岳部の住民は移動を伴うトナカイ放牧を営んでいる。
エヴェン人のY染色体ハプログループはC2が74.2%、Nが12.9%である[3]。
脚注
参考文献
関連項目
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