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エヴェン

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エヴェン
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エヴェンエヴェン語:эвэ̇н[1]ロシア語: эвены英語: Evens中国語: 鄂溫人、埃文[2])、旧称ラムート人(ロシア語: ламуты)は、ツングース系民族の一つで、主にロシア国内の東シベリア北部地域(サハ共和国マガダン州ハバロフスク地方東北部・カムチャッカ地方北部・中部及びチュクチ自治管区)に居住する。また、ロシア国内のサハ共和国にはエヴェンの約半数が居住しており、その多くはサハ語を日常語としている。

概要 総人口, 居住地域 ...
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エヴェン人が生活する集落(2010年センサスより)

概要

エヴェン人のロシアでの人口推移は以上の通りである。

エヴェン人は17世紀以来、ロシアではヤクート(サハ)による呼称であるラムート人として知られてきた。民族としての自称は地域によって異なり、エヴェン、オロルなどが存在したが、ソ連によって正式に「エヴェン」が民族名とされた。隣接するエヴェンキ人とは非常に共通点が多く、過去にはエヴェンキ人やエヴェン人がまとめて「ツングース人(もしくは北方ツングース)」と呼ばれることもあった。

エヴェン人の居住地は主にオホーツク海・北極海の沿岸部、カムチャッカ半島・北部ヤクーチアの山岳地帯などに分けられる。沿岸部の住民は海獣狩猟・漁労などを営む定住民であるのに対し、山岳部の住民は移動を伴うトナカイ放牧を営んでいる。

近年は、一部がロシア人との混血が進んでいる。

エヴェン人のY染色体ハプログループC2が74.2%、Nが12.9%である[3]

脚注

参考文献

関連項目

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