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オイミャコン
極東ロシアのサハ共和国にある村 ウィキペディアから
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オイミャコン(ロシア語: Оймякон, ラテン文字転写: Oymyakon; サハ語: Өймөкөөн, ラテン文字転写: Öymököön)はロシア・サハ共和国の北東のオイミャコン地区のインディギルカ川の約2 km西、北極圏のわずかに南に位置する村。世界一寒い定住地として知られる。
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厳寒の村
「世界で最も寒い定住地」とされ、1年の半分以上が冬である[1]。人口462人(2010年)。標高740 m。周囲にはインディギルカ川の準平原が広がり、川自体の流路も網の目状に迷走している。川から数キロ離れると、浸食が進み老年期に達したなだらかな山地(丘陵地帯)が広がる。
1926年1月26日、-71.2°Cの気温が記録された(ただしこの測定法には議論がある)ことで、オイミャコンは北半球の寒極や「北の極寒の地」、定住地の中で最も寒い地の一つとして知られることとなった。同時にこれは北半球の記録でもっとも寒い気温である(南半球は南極大陸で記録されている)。これはシベリア大地によって大気が大幅に冷却されることが大きく作用している。逆に夏の日中は気温が摂氏30度を越えることもあり、夏と冬、昼夜の気温差が極端に大きい地でもある。7月でも稀に0°Cを下回ることがある。2010年7月28日には最高気温が34.6°Cに達し、それまでの記録を塗り替えた。年平均気温は-14.9°C。2018年1月17日には正式に氷点下65度を記録。氷点下60度を超えている日が連続した[2][3]。
凍結してしまうため、オイミャコンには水道が無い。そのため、かつては住民が牛や馬にタンクを引かせて近くの川まで水を汲みに行っていたが、現在では給水車が各家庭に給水を行っている。宿泊施設は元教師である女性の自宅の一部を改造したゲストハウスのみである[4]。
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語源
オイミャコンの語源は言い伝えによれば、エヴェン語で「kheium」(不凍の水、魚が冬を過ごす場所)という意味であるが[5]、ツングース語によれば「heyum(hэjум)」(凍った湖)という意味であり、kheium はスペルミスであった可能性が考えられている[6][7]。これはこの地が永久凍土であるにもかかわらず、天然の温泉が近くに湧いているからである[7]。
気候
要約
視点
最多降雨月の降雨量が最少降雨月の降雨量の10倍に満たず、Dfd気候に属する。

脚注
外部リンク
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