トップQs
タイムライン
チャット
視点

オイラー角

ウィキペディアから

オイラー角
Remove ads

オイラー角(オイラーかく、: Euler angles)とは、三次元ユークリッド空間中の2つの直交座標系の関係を表現する方法の一つである。 レオンハルト・オイラーにより考案された。 剛体に固定された座標系を考えることで、剛体の姿勢を表すことができる。

Thumb
z-x-z系のオイラー角
Thumb
オイラー角アニメーション

オイラー角は3つの角度の組で表される。 一方の座標系を (x, y, z) で表し、他方を (X, Y, Z) で表す。簡単のために、2つの座標系は原点を共有するものと考える。

  1. z軸とZ軸のなす角度を β とする。
  2. β が 0°または180°ではない場合には、xy平面とXY平面は一つの直線で交わる。この交線をNとする。
  3. x軸と交線Nのなす角度を α とし、X軸と交線Nのなす角度をγ とする。

このとき がオイラー角である[1]。 オイラー角は座標軸まわりの回転を繰り返すことで表すこともできる。

  1. z軸まわりに角度α回転させ、 とする。
  2. x'軸まわりに角度β回転させ、 とする。
  3. 軸まわりに角度γ回転させれば (X, Y, Z) となる。


上記の定義は z軸-x軸-z軸の順に回転するので z-x-z系のオイラー角とよばれる。 実際にはどの軸のまわりに回転させるかに任意性があり、同じ座標系をあらわすのに以下のように全部で 12通りの表現法がある。

x-y-zx-z-yy-x-zy-z-xz-x-yz-y-x
x-y-xx-z-xy-x-yy-z-yz-x-zz-y-z
Remove ads

脚注

参考文献

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads