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オオシビレタケ
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オオシビレタケ(大痺茸[2]、学名: Psilocybe subaeruginascens)は、ヒメノガステル科シビレタケ属に属する小型のキノコ(菌類)。幻覚成分であるシロシビンを含有する。異名はワライタケモドキ。本キノコは Psilocybe subfimetariaやPsilocybe stuntziiと密な関係にある。
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特徴
子実体は傘と柄からなる。傘ははじめ円錐形、後に平らに開くが中心部は円錐状に尖る[2]。傘の表面は湿っているときは暗オリーブ色からオリーブ褐色、乾いてるときは淡灰緑色から淡肉桂色になる[2]。傘裏側のヒダは、柄に対して直生か上生し、やや密に配列し、はじめ淡黄土色で成熟すると紫褐色になる[2]。ヒダの縁は白色微粉状[2]。柄は細長く中空[2]。柄の表面は白色または下方に向かってやや褐色を帯びる[2]。柄の上部にツバの痕跡が残るが、古くなるとなくなる[2]。柄の根元には白色の菌糸束がある[2]。
生態
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春から初夏にかけて、腐葉土、堆肥、腐った藁屑、捨てられたもみ殻、植物の残骸が混じった地上などに単生から散生、または群生する[2]。時に糞に発生する。
日本の南部やジャワ島の亜熱帯地方に発生する。近縁種のPsilocybe ovoideocystidiataは、カリフォルニア州のベイエリアにて報告されている。[5][要出典]
毒
→「シロシビン」も参照
日本での中毒例の報告は1987年が初で、その際LSDに似た幻覚作用を持つシロシビンが検出されている[3]。その際、約15本を食べた者は、故意に嘔吐したが、目を閉じると鮮やかな色彩が動く幻視を見るなど体験し、口の痛み、息苦しさなどの症状を呈した[3]。量が多いと、知覚麻痺や意識障害を起こすことがあるといわれている[2]。
幻覚成分であるシロシビンを含むキノコ類は、2002年より日本の麻薬及び向精神薬取締法における麻薬原料植物(菌類だが)として故意の所持・使用は規制されている[7]。
出典
参考文献
外部リンク
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