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カイ (マリ)
マリの都市 ウィキペディアから
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カイ(仏: Kayes)は、マリ共和国のカイ州の州都[3]。カイ州カイ圏(セルクル)内に位置する。その綴りから、カタカナ表記の場合ケーズまたはカイェ、カエスと表記されることもある[4][5]。2009年の人口は12万7368人。マリ共和国の首都バマコから北西に420 km(キロメートル)離れたマリ西部に位置し、セネガル川に面する。カイ(Kayes)という地名はソニンケ語で「雨季に水没する低湿地」を意味する karré に由来する。

フランスが進出してくる前は、カイは小さな村だった。フランスの内陸部進出のためにダカール・ニジェール鉄道の建設が計画された時、この地域にセネガルとの交易の為フランスの拠点が必要となった為、1881年にカイの街が建設された。1892年にはカイはフランス領スーダンの首都となったが、やがて1904年にはより奥地にあるバマコに遷都された[6]。1919年にはバマコとともにフランス領スーダン初の自治体となった[7]。
カイはマリ国道1号線上にあり、首都バマコから国道1号で612 km、セネガル国境からは96 ㎞離れている。この国道はセネガル国内からカイまでは舗装されているが、ここからバマコまでは未舗装である[8]。カイには国際空港があり、またダカール・ニジェール鉄道が通っていて、この地方に豊富な金や鉄を輸送している。またセネガル川は増水期にはカイまで船舶の航行が可能であり[9]、これが植民地初期にカイにこの地域の首都がおかれる要因となった。
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気候
カイは西アフリカモンスーンの影響を受ける6月から10月にかけて降水があり、最も暑い月は8月である。残りの7ヶ月間にはほとんど降雨はない。年間降水量は約650 mmである[10]。カイは乾季には非常に高温になる事で知られており、鉄分の多い山に周囲を囲まれている事もあり「アフリカの圧力鍋」との呼び名も有る程である。カイはアフリカでも最も暑い街の一つとされている。一日当たりの平均最高気温は35℃、雨季が到来する直前の4月から5月にかけては46℃にも達する[11]。
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脚注
参考文献
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