トップQs
タイムライン
チャット
視点

カタルーニャ語訳聖書

ウィキペディアから

Remove ads

カタルーニャ語訳聖書(カタルーニャごやくせいしょ、英語: Bible translations into Catalan)はキリスト教聖書カタルーニャ語への翻訳を扱う。

歴史

要約
視点

中世から19世紀まで

カタロニア語への聖書全体の最初の翻訳は1287年1290年の間に行われた。それはアラゴン王国国王、アルフォンソ2世によってJaume de Montjuichに委ねられた事業であった。この翻訳の遺稿は現在パリの国立図書館 (Bibliothèque Nationale)で見ることができる。また、この図書館にはカタロニア語への別翻訳、それはアラゴン王国国王、ハイメ2世1267年-1327年)へ1319年11月23日に献納されたものも見ることができる。

15世紀初頭になると、Bonifaci Ferrer(1350年 - 1417年)による別の翻訳が現れる。1490年にはJoan Roís de Corellaによる詩篇が出た。Bonifaci Ferrer によるカタロニア語訳聖書は1478年に印刷されたが、これは英語やスペイン語による印刷よりも早い。

聖書の現地語翻訳がスペインや他国で禁止されたことと、カタロニア語がいったん衰退して19世紀まで復活しなかったことから16世紀から19世紀にかけてのカタロニア語の聖書翻訳はない。

1832年、ロンドンに亡命していたカタロニア人のプラット・イ・コロン(J.M. Prat i Colom)が英国外国聖書協会の支援を受けて新約聖書(Lo Nou Testament de nostre Senyor Jesu-Christ)を翻訳する。これはその後バルセロナとマドリッドでそれぞれ 1836年1888年に出版された。

20世紀以降

20世紀になると多くの訳がカトリックとプロテスタントの双方から出てきた。

カトリックの翻訳

  • 1948年、Fundació Bíblica CatalanaによるBíblia de Cambó 1927年開始
  • 1968年、Bíblia de Cambó 第2版
  • 1970年、モントセラト修道院による『モントセラト修道院聖書』Bíblia dels Monjos de Montserrat

プロテスタントの翻訳

  • 1988年、『新約聖書』(Nou Testament) カタルニア聖書福音協会(Institució Bíblica Evangèlica de Catalunya)
  • 2000年、『カタルニア福音聖書』Bíblia Evangèlica Catalanaあるいは『2000年聖書』カタルニア聖書福音協会(Institució Bíblica Evangèlica de Catalunya)(翻訳者Pau Sais and Samuel Sais) BEC

共同訳

カトリックとプロテスタントが共同で聖書を作成したケースは滅多にないが2つの版が存在する。第二正典を含むカトリック版と、それを外典として含まないプロテスタント版である。

  • 1993年、『共同訳カタロニア聖書』Bíblia Catalana Interconfessional カタロニア聖書協会、Editorial Claret、Societats Bíbliques Unides [1]
Remove ads

訳文の比較

要約
視点
さらに見る Translation, 創世記 1:1–3 ...

日本語では(新共同訳聖書)、

創世記1章1節:初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
ヨハネによる福音書3章16節:神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
Remove ads

脚注

参照項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads