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カディス湾 (大)
イベリア半島南西部にある大きな湾 ウィキペディアから
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カディス湾(スペイン語: Golfo de Cádiz)は、イベリア半島南西部にある、大西洋に対して弧を描いた湾。沿岸はスペインとポルトガルの2か国にまたがっている。
![]() | このページ名「カディス湾 (大)」は暫定的なものです。(2015年11月) |
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地理
河川
グアディアナ川とグアダルキビール川という2本の大河川がカディス湾に注いでおり、その他にはオディエル川、ティント川、グアダレーテ川などがカディス湾に注いでいる。
位置
カディス湾は大西洋北東部、北緯34度から37度15分、西経6度-9度45分の範囲にある[1]。イベリア半島南西部とアフリカ大陸のモロッコに挟まれており、東部にはヨーロッパ大陸とアフリカ大陸を隔てるジブラルタル海峡がある[1]。西端はポルトガル・ファーロに近いサンタ・マリーア岬、東端はスペイン・アンダルシア州のトラファルガー岬である。
大小の「カディス湾」
カディス付近には面積約100km2のカディス湾(Bahía de Cádiz)が発達している。スペイン語ではGolfoとBahía、英語ではGulfとBayの単語は区別されるが、日本語ではどちらも「カディス湾」と表記される。カディス湾(Golfo de Cádiz)は熊野灘や鹿島灘などの規模に近く、カディス湾(Bahía de Cádiz)は博多湾や英虞湾などの規模に近い。
- カディス湾の地図
- カディス湾とその周辺の地図
- イベリア半島南西岸に発達した砂州
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生物相
2003年にはカディス湾の大規模な泥火山地で化学共生による生物相の発生が確認された[1][2]。深海に生息する有鬚動物門の生物が主に確認され、また腹足類や二枚貝類、多毛類、甲殻類、棘皮動物も確認された。Madrepora属やLophelia属などの枯れたサンゴも記録された[2]。この化学共生による二枚貝類は2011年の再調査時にもカディス湾の泥火山地で収集された[1]。この調査時には以下の種が報告されている[1]。化学共生の群衆内では固有種の濃度が高かった[1]。
- キヌタレガイ科 : Acharax gadirae、Solemya elarraichensis
- イガイ科 : Bathymodiolus mauritanicus、Idas sp.
- ツキガイ科 : Lucinoma asapheus
- ハナシガイ科 : Thyasira vulcolutre、Spinaxinus sentosus
- オトヒメハマグリ科 : Isorropodon perplexum、Isorropodon megadesmus、Callogonia cyrili、Christineconcha regab、Laubiericoncha chuni、Pliocardia sp.
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脚注
文献
関連項目
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