カルバゾクロム

日本で使われている医薬品「カルバゾクロムスルホン酸」とは異なります。

カルバゾクロム（Carbazochrome）は、血液中の血小板が凝集・接着して血栓を形成することで血流を止め、傷口からの出血を止める止血薬である。将来的には、外科手術時の過剰な血流の防止や痔の治療に使用されることが期待されているが、その有効性や副作用の程度については、まだ充分な調査が行われていない。

カルバゾクロム

IUPAC命名法による物質名
IUPAC名 [(3-Hydroxy-1-methyl-6-oxo-2,3-dihydroindol-5-ylidene)amino]urea
臨床データ
販売名	Toxivenol
Drugs.com	国別販売名(英語) International Drug Names
データベースID
CAS番号	69-81-8
ATCコード	B02BX02 (WHO)
PubChem	CID: 5360410
DrugBank	DB09012
ChemSpider	4514501
UNII	81F061RQS4
ChEMBL	CHEMBL2051960
化学的データ
化学式	C10H12N4O3
分子量	236.23 g·mol−1
SMILES O=C(N)N/N=C1/C=C2\C(=C/C1=O)N(CC2O)C
InChI InChI=1S/C10H12N4O3/c1-14-4-9(16)5-2-6(12-13-10(11)17)8(15)3-7(5)14/h2-3,9,16H,4H2,1H3,(H3,11,13,17)/b12-6- Key:XSXCZNVKFKNLPR-SDQBBNPISA-N

トロキセルチンと併用で、痔の治療薬として研究されている^[1][2]。

適応

毛細血管性出血や実質性出血（外傷、扁桃腺切除、手術中）、腸管出血、血小板減少性紫斑病。