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キバラマーモット

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キバラマーモット
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キバラマーモットMarmota flaviventris)は、哺乳綱ネズミ目(齧歯目)リス科マーモット属に属するマーモットの1[3]

概要 キバラマーモット, 保全状況評価 ...
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分布

ロッキー山脈シエラネバダ山脈を含む、アメリカ合衆国西部、カナダ南西部[4]

形態

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ヨセミテ国立公園ダナ山にて

体重は1.6-5.2キログラム[5]だが、一般にオスはメスよりも大きい。 大人のオスは、3-5キログラム、メスは1.6-4キログラム。 被毛は茶色で、両目の間(額)に白い斑点がある。尾は赤みがかった茶色、腹部が黄色いことが名前の由来である。 耳は、小さく丸い。 白く短い鼻口部に黒い鼻を持つ[4]。 秋になると冬眠に備えて体重を増やす。

生態

昼行性[5]ステップや草地、ガレ場や開けた土地に生息し、時には落葉樹林または針葉樹林の端や、標高2,000メートル以上の場所に住むこともある。 縄張りの広さは、巣穴の周囲に約2-3ヘクタールで、巣穴は、捕食者に見つかりにくいように岩の下に掘る。 捕食者には、オオカミキツネコヨーテイヌワシがいる。 捕食者を見つけると、ホイッスルのような音で鳴いて周囲の仲間に警告し[4]、近くの岩の下に隠れる。

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ブリティッシュコロンビア州カムループスにて、メスと子ども

2歳で性成熟し、15歳まで生きる。10-20頭からなるコロニーで生活する。それぞれのオスは、冬眠から目覚めるとすぐに巣穴を掘る。それからメスを探し始め、夏までに最大4頭のメスとつがいになって一緒に暮らす。平均3-5頭の子どもを産む[5]。生後1年まで生き延びるのは、その内の約半数である[4]。 オスが2-3頭のメスを同時に守る、一夫多妻制[5]。 生まれた子どものうち、メスは生まれた巣穴の周囲に留まることが多く、オスは1歳になると生まれた巣穴を離れ、新しい縄張りでメスを守るようになる[4]

一生のおよそ80%を巣穴の中で過ごし、その内の60%は冬眠期間である[6]。 夜間は巣穴で眠るほか、しばしば昼間も巣穴の中で過ごす[6]。巣穴は、丘や山や崖のような斜面に作られる[6]。冬眠用の巣穴は、深さ5-7メートルに達するが、通常の巣穴は、深さ1メートルしかない。冬眠の期間は標高によって異なり、9月から5月が典型的である。時折、木などの植物に登ることもあるが、通常は地上で生活する[4]

食性雑食性で、イネ科の草、穀類マメ科植物、果実を食べ、昆虫を食べることもある[4]

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カリフォルニア州ホイットニー山近くのトレイルキャンプにて、バックパッカーが捨てたゴミを食べるマーモット

脚注

関連項目

外部リンク

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