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ギベリオブナ
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ギベリオブナ(学名:Carassius gibelio)は、コイ目コイ科に属する淡水魚である。
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定義
ミトコンドリアDNAによる系統解析により、フナ属はゲンゴロウブナ(Carassius cuvieri)、ヨーロッパブナ(Carassius carassius)の順に分岐したことが分かっている[1]。残るフナ属について、最も古く命名されたのは長江の個体群を原種とする[1]キンギョ(Carassius auratus)であるが、動物命名法国際審議会の裁定(Opinion 2027)によりアムール川の個体群をタイプ標本とする本種が保全名とされているため、1種とする場合には日本・長江・アムール川のフナ属全て、2種とする場合には最も古く分岐した[1]。
2012年の研究で、mtDNAチトクロームb遺伝子分析から、本種はヨーロッパ-中国クレードとモンゴルグレードに別れており、単系統を形成していないことから、両グレードは別種である事が示唆された[2]。
同研究で、ギベリオブナのシンタイプは全て失われていた事から、本種のネオタイプとなる標本が指定された。ネオタイプはヨーロッパ-中国クレードである[2]。
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分布
東アジアの温帯域が原産地。日本には元々いなかったが移入されて分布している。ヨーロッパにも食用に移入され現在ではアジア・ヨーロッパの温帯域に広く分布する。
形態
最大で体長45cm、体重3kgになる。体色は普通は銀色だが金色や緋色の色変わりもある。
生態
人とのかかわり
中国などでは食用に養殖されている。
脚注
関連項目
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