ギュンター (小惑星)

ギュンター(1944 Günter)は、小惑星帯内側に存在する小惑星である。直径は約5kmである。

ギュンター 1944 Günter
仮符号・別名	1925 RA · 1972 TY3
分類	小惑星
軌道の種類	小惑星帯[1]
発見
発見日	1925年9月14日[2]
発見者	カール・ラインムート[2]
軌道要素と性質 元期:2017年9月4日 (JD 2,458,000.5)
軌道長半径 (a)	2.2394 AU[2]
近日点距離 (q)	1.7080 AU[2]
遠日点距離 (Q)	2.7709 AU[2]
離心率 (e)	0.2373[2]
公転周期 (P)	3.35 年（1,224 日）[2]
軌道傾斜角 (i)	5.4892°[2]
近日点引数 (ω)	124.82°[2]
昇交点黄経 (Ω)	212.44°[2]
平均近点角 (M)	166.20°[2]
物理的性質
直径	4.905±0.070 km[3]
絶対等級 (H)	13.8[2]
アルベド（反射能）	0.117±0.015[3]
■Template （■ノート ■解説） ■Project

1925年9月14日にドイツの天文学者カール・ラインムートがドイツ南西部のケーニッヒシュトゥール天文台で発見し、発見者の息子ギュンター・ラインムートの名前に因んで命名した^[4][5]。

軌道と分類

ギュンターは小惑星帯の内側、太陽から1.7-2.8天文単位の軌道を3年4カ月（1,224日）かけて公転している。軌道離心率は0.24、黄道に対する軌道傾斜角は5°である^[2]。発見前には観測も同定もされておらず、観測弧は公式な発見日の翌日のハイデルベルクから始まっている^[5]。

物理的性質

アメリカ航空宇宙局の広視野赤外線探査機とその後継のNEOWISEミッションでのサーベイによると、ギュンターの直径は4.9km、表面アルベドは0.117である^[3]。その組成、自転周期、形状については、2017年時点で分かっていない^[2][1]。

名前

発見者の息子であるギュンター・ラインムートの名前に因んで命名された^[4]。公式な命名の引用は、小惑星センターの1977年4月18日の公表(M.P.C. 4157)による^[6]。