トップQs
タイムライン
チャット
視点

クエタ (単位)

10³⁰(百穣)を表すSI接頭辞 ウィキペディアから

Remove ads

クエタquetta、記号:Q)は、国際単位系(SI)におけるSI接頭語の一つで、基礎となる単位の1030(百穣)倍の量であることを示す[1]

クエタの追加は、2022年11月18日の第27回国際度量衡総会で承認された[1]。当初はクエカ(quecca)が提案されていたが、ポルトガル語の「queca」が卑猥な意味であるため、クエタ(quetta)に変更された[2][3]

新たなSI接頭語の制定を推進したイギリス国立物理学研究所のリチャード・ブラウンは、追加理由の一つとして、当時最大のSI接頭語であったヨタを用いても、世界で増大するデータ量に対応しきれないことを挙げた[1]。調査会社のIDC英語版は、2025年に世界のデータの総量は175ゼタバイトに達すると予測しており、成長が続けば2030年代に1ヨタバイトを超える見通しである[4]。記号の「Q」は、SI接頭語で使われておらず、間違いが起きにくい[注釈 1]ことを考慮して制定された[5]

クエタは、ギリシア語10を意味する「δέκα」(déka)に由来する。これは、1030が、100010だからである[要出典]

木星の重さは約2クエタグラム[1]太陽の重さは約2000クエタグラムである[4]

Remove ads

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads