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クロタル
体鳴楽器に分類される打楽器 ウィキペディアから
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クロタル、クロテイルは体鳴楽器に分類される打楽器の一種。欧米語では「鉄のカスタネット」とも呼ばれる。直径数cmの小さな一対のシンバル(フィンガーシンバル)を、曲げた針金かパンばさみのようなものの先に取り付け、片手で演奏できるようにしたものである。古代ギリシャ・ローマ時代にさかのぼる楽器である。

各言語の表記
- 英:Crotal
- 米:Crotale
- 独:Metallkastagnetten
- 仏:Castagnettes de fer
- 伊:Castagnette di ferro
- 希: 古代ギリシア語: κρόταλον krotalon[4]
- ラテン語:crotalum
ギリシャ神話において、ヘーラクレースがステュムパーロスの鳥を驚かすのに、ヘーパイストスが作った青銅製のクロタラムを使用した記述がある[5][6]。
krotalonという語は、やかましい人の暗喩として使用された[7]。
誤解
モーリス・ラヴェルがアンティークシンバルのことを“クロタル”と呼んだため、アンティークシンバルをクロタルもしくはクロテイルと呼ぶことも多いが、クロタルとアンティークシンバルは別の楽器である。
エジプトの宗教楽器シストラムと、しばしば混同される。
参考資料
『打楽器事典』61頁、音楽之友社、網代景介・岡田知之著、1981年
出典
関連項目
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