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クロハツモドキ
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クロハツモドキ(黒初擬[2]、学名: Russula densifolia)は、茶色から白色のキノコで、赤色から黒色に色が変わる。毒キノコであり、子実体を食べると、消化器系の中毒を起こし、場合によっては死に至るおそれがある。地方名では、クロヂワレ(長野県)、シチベエ(秋田県)ともよばれる[2]。
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分布
形態
子実体は傘と柄からなる。傘径は6 - 10センチメートル (cm) [3]。はじめは窪んだまんじゅう形で[5]、生長すると漏斗形になる[3][2]。傘の表側は平滑・無毛で、湿っているときは粘性がある[5]。表面は幼菌のとき類白色で、のちに黒褐色や黒色[2][3]、灰褐色となる[3]。
傘の裏側のヒダは、幅広く密生し細かい[6][2][3][4][5]。柄に対して離生し、白色から淡黄土色で、のち老成し、黒色を帯びる[5]。胞子は表面にアミロイドの装飾物をつける[3]。
柄は3 - 5 cm[3][4]。太い棒状で、中実から髄状。表面は白色から黒色になる[5]。傷つけるとすぐ赤く変色し、のち黒くなる[2]。
肉は白色で、無味無臭[2]。肉は傷つくと赤色になり、のちゆっくりと黒色になる[2][5][3]。また、空気に触れるとすぐに赤くなる[5]。
- クロハツモドキの子実体
- 胞子の顕微鏡画像
- 表皮は老成や傷、肉は傷や空気に触れると、赤くなりすぐ黒くなる
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生態
毒
毒成分は不明だが、子実体を食べると嘔吐、下痢などの胃腸系の中毒を起こすことがある[2]。過去には生食しなければ問題ないとされたこともあったが、今では死に至る可能性も指摘されている[3]。
脚注
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