クーパー・スタジアム

クーパー・スタジアム（Cooper Stadium）は、アメリカのオハイオ州コロンバスにあった野球場。ワシントン・ナショナルズと提携する3Aコロンバス・クリッパーズの本拠地であった。

Cooper Stadium

"The Coop", "County Stadium"
The stadium in 2007
概要
旧名称	Red Bird Stadium (1932–1954) Jets Stadium (1955–1970) Franklin County Stadium (1977–1984)
所在地	1155 West Mound Street Columbus, OH 43223
所有者	フランクリン郡
経営者	同上
座席数	17,500 (1932–1959) 12,000 (1960–1976) 15,000 (1977–2008)
会場寸法	左翼 - 335 ft (約102.1 m) 中堅 - 400 ft (約121.9 m) 右翼 - 330 ft (約100.6 m)
表面	天然芝 (1931–1983, 1998–2008) AstroTurf (1984–1997)
建設
着工	1931
開業	June 3, 1932[1]
改築	1977
閉鎖	September 1, 2008
建設費	$450,000[1] ($1005万 in 2023 dollars[2])
設計者	Howard Dwight Smith[3]
利用
Columbus Red Birds (AA) (1931–1954) Columbus Blue Birds (NNL2) (1933)[4] Columbus Elite Giants (NNL2) (1935) Columbus Bullies (APFA/AFL) (1938–1941) Columbus Jets (IL) (1955–1970) Columbus Metros (MWFL) (1978) Columbus Magic (ASL) (1979–1980) Columbus Clippers (IL) (1977–2008)

来歴

開場当時はフランクリン・カウンティ・スタジアム (Franklin County Stadium) と名乗っていたが、1984年に現在の球場名に改称した。コロンバス市への球団誘致に尽力したハロルド・クーパーの名前からとったものである。

マイナーリーグの球場で初めてフィールドに人工芝を導入したが、1999年に天然芝に変更した。観客スタンドは一塁線・三塁線に面する辺にのみ存在し、外野フェンスの外側は、グラウンドと同じ高さの芝となっており、観客がバーベキューなどをしながらも試合を観戦することができるようになっている。また内野部分の観客スタンドの上部には、屋根が設けられており、その部分には、個室観客席が設けられている。

一塁線外野部分の外側にホームチームのブルペンがあり、観客は投手の投球練習風景を間近で見ることができる。ビジターチームは、ライト側のブリーチャーズ・スタンドの前のブルペンを用いる。

門を入って程近くに、コロンバス・クリッパーズのグッズショップが存在する。

2006年シーズンまでは、コロンバス・クリッパーズはニューヨーク・ヤンキースと提携していた。コロンバス・クリッパーズにかつて在籍していた選手・コーチの写真が載せられた幕が球場の各所に飾られ、その中にはニューヨーク・ヤンキースで活躍するデレク・ジーター、バーニー・ウィリアムス、マリアーノ・リベラなども含まれていた。また、日本プロ野球・北海道日本ハムファイターズのトレイ・ヒルマン監督も以前コーチをしていたことがあり、その中に含まれていた。

2009年シーズンよりクリッパーズが新設のハンティントン・パークを新本拠地として使用するため、クーパー・スタジアムはカーレース場になることが発表された。