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グッバイ・クリーム
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『グッバイ・クリーム』 (Goodbye または Goodbye Cream) は、イギリスのロックバンド、クリームによる4枚目かつ最後のオリジナルアルバム。ヨーロッパではポリドール・レコード、アメリカではアトコ・レコードからリリースされ、1969年2月15日付のビルボードに初登場した[2]。アルバムからのシングル「バッジ」は1ヶ月後にリリースされた。バンドは1968年11月に解散し、アルバムはその後にリリースされた[3]。
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背景とレコーディング
前作『クリームの素晴らしき世界』リリース直前にバンドのマネージャー、ロバート・スティグウッドはグループが11月にフェアウェル・ツアーとロイヤル・アルバート・ホールでの最後のコンサートの後に解散する予定であると発表した[4]。
フェアウェル・ツアー開始直前の1968年10月に、クリームはロンドンのIBCスタジオでプロデューサーのフェリックス・パパラルディ、エンジニアのデイモン・リヨン=ショウと共に3曲を録音した[1]。「バッジ」と「スクラップヤード」でクラプトンはレスリー・スピーカーを使用し[4]、3曲とも鍵盤楽器はブルースとパパラルディが演奏した[1]。
バンドは1968年10月4日のカリフォルニア州オークランドからツアーを開始し[4]、15日後の10月19日にロサンゼルスのザ・フォーラムで行ったコンサートをパパラルディ、エンジニアのエイドリアン・バーバー、ビル・ハルバーソンが録音した[1]。
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編集及びアートワーク
本作の当初案は、前作のようにライブ盤とスタジオ盤の2枚組にするというものであった。しかしながら、アルバム収録に耐えうるライブ演奏は僅かであったため、ライブ演奏3曲とスタジオ演奏3曲のシングルアルバムとして完成した[4]。
オリジナルアルバムはヘイグ・アディシアンの指示による見開きジャケットであった。表の写真はロジャー・フィリップスが撮影、カバーデザインはアラン・オルドリッジが行い、内側のイラストはロジャー・ヘインによる曲名の書かれた墓石がある墓地であった[5]。1998年のリマスター盤CDではインナースリーブのイラストはライナーノーツのものが使用された[1]。
レビュー
本作に対するレビューは芳しいものでは無かった。オールミュージックのスティーヴン・トーマス・アールワインは本作のライブでの曲は前作よりも良かったとし、アルバムが「瞬間」で作曲されたと感じた[6]。レイ・レッツォによるローリング・ストーンでのレビューはそれほど好意的では無く、バンドはより良いアルバムをリリースするに値したと感じた[7]。
収録曲
注:
- 「アイム・ソー・グラッド」「政治家」「トップ・オブ・ザ・ワールド」は1968年10月19日にロサンゼルスのザ・フォーラムで収録されたライブ。
- 「バッジ」はクラプトンとジョージ・ハリスンと共作だが、アルバムのオリジナルプレスとシングルでの作者名にはクラプトンの名前だけが記載された。リズム・ギターを担当したハリスンは、L'Angelo Misteriosoの偽名で参加者の一人に記された。
- CDボーナストラックの「エニイワン・フォー・テニス」は「英雄ユリシーズ」に続くクラプトンと漫画家マーティン・シャープの共作で、リチャード・ラッシュ監督の映画『七人の無法者』(1968年)のテーマ曲。サウンドトラック盤 (catalogue no. SD 33-245, 1968) [8]に収録された。後にポリドールは同曲を本作に収録した。
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パーソネル
- ジャック・ブルース - ベース, ピアノ, オルガン, ヴォーカル
- ジンジャー・ベイカー - ドラム, パーカッション, ヴォーカル
- エリック・クラプトン - ギター, ヴォーカル
- フェリックス・パパラルディ - プロデューサー, ベース(「ホワット・ア・ブリングダウン」), ピアノ, メロトロン
- ジョージ・ハリスン(L'Angelo Misteriosoとクレジット)- リズムギター(「バッジ」)
- ビル・ハルバーソン - エンジニア
- エイドリアン・バーバー - エンジニア
- デイモン・リヨン=ショウ - エンジニア
チャート
参照
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