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コモロの行政区画
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コモロの行政区画(コモロのぎょうせいくかく)は、アンジュアン島、グランドコモロ島、モヘリ島の3島(フランス語: îles)、19の県(préfecture)、54のコミューン(commune)、318の都市・集落(ville / village)の4層構造となっている[1]。

島
コモロの島(フランス語: îles、コモロ語: isiwa / يِسِوَ、アラビア語: جزائر[2])は、連邦の構成体である[3]。自治島(îles autonomes)とも呼ばれる。各島には議会が設置されている。2001年憲法以前は県(Governorate)と呼ばれていた[4]。
2001年制定の連合憲法下では、連合を構成する3島には独自の自治政府と大統領が置かれ、それぞれが大幅な自治権を持っていた。しかし2009年の連合憲法改正に伴い、各島の自治権は縮小され、自治政府の大統領は知事へと改称された。知事の任期は5年で、再選は1回まで(憲法第100条[5])。島の経済計画と社会開発、道路維持管理などは島政府の独占的権限が認められているが(第102条[5])、教育機関や医療機関の管理は連邦政府との協議が必要になる(第103条[5])。憲法および法令が定める範囲に限り、連邦政府もしくは島同士で社会的・経済的・財政的協定を結ぶことができる(第104条[5])。
なおフランスの海外県マヨット(マオレ島)の領有権を主張している。憲法ではマヨットを加えた4島を領土と規定し(第6条[5])、フランスの占領が終了次第マオレ島の諸機関が創設されることになっている(第122条[5])。
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県
コモロには2019年時点で19の県(préfecture)が設置されている。内訳はアンジュアン島が6県、グランドコモロ島が10県、モヘリ島が3県となっている。
2017年3月5日、ミツミウリ=ムブデ県がミツミウリ県とムブデ県に分割された[8][9]。5月24日、シマ県からモヤ県が分立した[10]。2019年2月12日、ハマハメット=ムボエンク県がハマハメトット県とムボエンク県に分割された。
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コミューン
要約
視点
コミューン(commune)はコモロの基礎自治体で、日本における市町村に相当する。2011年時点で54存在し、内訳はアンジュアン島が20、グランドコモロ島が28、モヘリ島が6となっている[1]。
コミューン議会の議員定数は人口規模に比例する。最低は人口2,500人以下で定数が7人、最高は人口5万人以上で定数が31人となる。なおモロニは人口規模に関係なく定数は35人と定められている[1]。
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都市・集落
都市もしくは集落(ville / village)はコミューンの下位区画で、総数は2011年時点で318。内訳はアンジュアン島が93、グランドコモロ島が202、モヘリ島が23[1]。
ほとんどのコミューンでは都市・集落どちらも1つ以上所属している。モロニ、フォンボニ、ミロンツィは1つの都市のみ、フォンボニを除くモヘリ島の5コミューンは集落のみで構成される[1]。
関連項目
脚注
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