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コンゴ共和国の行政区画

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コンゴ共和国の行政区画
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コンゴ共和国は15のDépartement, デパルトマン)に区分される。また県は(地区とも訳される、District)とコミューンCommune)に細分化される。これより下位の区画を含めると、最大で4層となる[2]

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コンゴ共和国の県(2003年-2024年[1]

コンゴ共和国における最上級の行政区画である。2002年までは州(または地方)と呼ばれていた。

2024年10月8日にコンゴ=ウバンギ県ンケニ=アリマ県ジュエ=レフィニ県の3県が創設された[3]。またブラザヴィル県の領域が変更された[4]

表の面積値・人口値は2024年の再編前の値である。

さらに見る 県名, 仏名 ...
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下位行政区画

総数は16市・23行政区・682街区、90郡・43都市共同体・3,291集落(2017年3月16日時点[6])。

コミューン(市)

コミューンは経済的・社会的・文化的に発展した都市にあてられ、郡と同じく県を構成する。前述したようにブラザヴィルとポワントノワールはコミューンと県を兼ねており、単独で県を形成する。フランス語で基礎自治体を意味し日本における市町村を指すことから、日本語では「市」の訳語があてられることが多い。コミューンは行政区Arrondissement)、街区Quartier)の順に細分化される[2]

コミューンの面積は最小限に抑えられており、近隣の居住地と共に都市圏を形成する。人口は1万人以上がほとんどだが、10万人を超えるコミューンはごくわずかである。2018年推計で人口上位3市はドリシー(10万人)、ポワントノワール(100万人)、ブラザヴィル(190万人)であり、2市の人口が抜きん出ている[6]

郡はコミューンに含まれない地域を管轄する。面積はコミューンよりも広い傾向にあるが、人口は1万人に満たない郡も多い[7]。日本語では地区とも訳される。

郡の下位には2種類の共同体があり、社会的・地理的に密接な関係にある人口集積地は都市共同体Communauté urbaine)、地方部は農村共同体Communauté rurale)と呼ばれる[2]。農村共同体は同じ公共サービス・インフラストラクチャーを共有する複数の集落(Village)から成り立ち、中心となる集落の名前を称する[2]

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歴史

フランスから独立後、1964年時点で12県(Préfecture)と1つの自治支庁があった。1967年に9つの州(地方とも、Région)に再編された。1980年にプール州からブラザヴィル市が独立し、1市9州となった。1995年2月18日にキュヴェト州から西キュヴェト州が分立し、1市10州となった[8]

2002年1月20日、新憲法によって州は県に置き換えられた。またブラザヴィル市には県の地位が付与され、11県となった。2003年2月6日にポワントノワール市に県の地位が付与され、クイル県より独立し12県となった。これに伴いクイル県の県都はポワントノワールからロアンゴへ非公式に変更されたが、2011年5月17日に正式なものとなった[8]

2024年7月3日、閣僚理事会はコンゴ=ウバンギ県、ンケニ=アリマ県、ジュエ=レフィニ県の創設計画を承認した[3]。10月8日に公布された法律群によると、主に次の変更が実施される[4]

  • キュヴェト県とリクアラ県のそれぞれ一部を分離・統合して、コンゴ=ウバンギ県を新設する。
  • プラトー県の一部を分離して、ンケニ=アリマ県を新設する。
  • プール県の一部を分離して、ジュエ=レフィニ県を新設する。
  • プール県のキンテレ・コミューンをブラザヴィル県に移管する。
  • クイル県のロアンゴを中心としたロアンゴ都市共同体を新設する。

関連項目

脚註

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