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コンドルール

隕石に含まれる球状粒子 ウィキペディアから

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コンドルールまたはコンドリュール(chondrule)とは、多くの隕石に含まれている球状の粒子である。コンドリュールという名称は、古代ギリシャ語のchondoros(『粒』)に由来する。

概説

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コンドライト中のコンドルール、目盛はmm

コンドリュールは、多くの隕石中に見られる。コンドリュールを含む隕石はコンドライトと呼ばれる。コンドリュールの大きさや、含有量でコンドライトは分類される。

コンドリュールは1500℃から1900℃に達する急な加熱の後、急速に冷却されたことによってできたと考えられている。隕石の母天体である小惑星に成長する以前に、宇宙空間で形成されたと考えられており、その熱源がなんであったかについては色々な説がある。太陽系の形成時の情報を多く有していると考えられることから、コンドリュールについて様々な研究が行われている。

コンドリュールの粒径と含有量によるコンドライトの分類

下表のCIからCHは炭素質コンドライト(Carbonaceous chondrites)に分類される。H、L、LLは普通コンドライト(Ordinary chondrites)と呼ばれる。EH、ELはエンスタタイト・コンドライト(Enstatite chondrites)と呼ばれる。

さらに見る コンドライトグループ, 含有量 (vol%) ...

大部分のコンドリュールはガラス状か、結晶になった長石質の鉱物に囲まれた珪酸塩の鉱物からなる。

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出典

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