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サンコウチョウ
鳥の種類 ウィキペディアから
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サンコウチョウ(三光鳥、学名:Terpsiphone atrocaudata)はスズメ目カササギヒタキ科に分類される鳥類[2]。日本へは夏鳥として渡来する。静岡県の鳥に指定されている。
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分布
日本の本州(主に青森県津軽)以南、台湾、フィリピンのバタン島とミンダナオ島に分布する。日本には、夏に渡来し繁殖する。日本で繁殖した個体の多くは、冬季中国南部からスマトラへ渡り越冬する。
形態
全長は雄が約45cm(繁殖期)、雌が約18cm[3]。繁殖期のオスは、体長の3倍ぐらいの長い尾羽をもつ。羽色は、顔面部が黒紫色、腹部は濁白色、背面はやや赤みのある黒紫色、その他の部分は暗黒紫色で、アイリングと嘴は明るい水色である。 メスは、オスの色彩とほぼ同色であるが、オスと比較してアイリングと嘴の水色は不明瞭であり、更に、背部と尾部はかなり赤みの強い赤褐色をしている。尾羽は体長と同じくらいの長さにしか伸長しない。
生態
平地から低山にかけての暗い林に生息する。繁殖期には縄張りを形成する。
食性は昆虫食で、林内で飛翔中の昆虫を捕食する。
樹上の細枝にスギやヒノキの樹皮を用いたカップ型の巣を作り、外側にウメノキゴケをクモの糸で張り付ける。巣の中に入ってくるくる回りながら営巣を行うため、身体にフィットする綺麗な椀型になる[3]。産卵期は5-7月。抱卵日数は12-14日で、雌雄ともに抱卵する。雛は孵化後、8-12日で巣立つ。
地鳴きは、「ギィギィ」と地味だが、囀声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから、三光鳥と呼ばれている[4]。また、他にも三光鳥と呼ばれる鳥としてイカルがいる。
亜種
3亜種に分類されている。
人間との関係
静岡県の県鳥に指定されている。
静岡県のサッカーチーム「ジュビロ磐田」のエンブレムに月・日・星と共に描かれている。同クラブのマスコットであるジュビロくん、及びジュビィちゃんはサンコウチョウがモデルとなっている。
関連項目
脚注
参考文献
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