サンチャゴ・レブル

サンティアゴ・レブル（Santiago Rebull Gordillo、1829年 - 1902年）は、メキシコの画家である。イタリアで修行した後、メキシコシティの美術学校、アカデミア・デ・サン・カルロスの学長を務めた。

サンティアゴ・レブル Santiago Rebull
アントーニオ・ヒスベルトによる肖像画
生誕	1829年 メキシコシティ
死没	1902年 メキシコシティ

略歴

メキシコシティでスペイン、カタロニア出身の父親とメキシコ人の母親の間に生まれた。18歳で地元のアカデミア・デ・サン・カルロスに入学し、スペイン出身の画家、ペレグリ・クラーベに学んだ。宗教を題材にした作品を展覧会に出展し、ヨーロッパ留学の奨学金を獲得し、ローマに留学し1850年代の7年間をローマに滞在し、アカデミア・ディ・サン・ルカで学んだ^[1] 。スペイン人画家のアントーニオ・ヒスベルト（1834-1901）とも知り合った^[2]。

メキシコに帰国し、1860年からアカデミア・デ・サン・カルロスで教え始め、1年後に同校の学長になった^[3]。同時代にこの美術学校で教えた画家にはホセ・サロメ・ピナ（1830-1909）やフェリックス・パラ（1845-1919）、ホセ・マリア・ベラスコ・ゴメス・オブレゴン（1840-1912）がいて、レブルが教えた学生にはJosé María Ibarrarán（1854-1910)やディエゴ・リベラ（1886-1957）らがいる。

レブルの作品にはメキシコ皇帝マクシミリアーノ1世と皇后の有名な肖像画やメキシコの大統領のベニート・フアレスや文学者で政治家のイグナシオ・マニュエル・アルタミラノの肖像画があり、マクシミリアーノ1世の注文でメキシコシティのチャプルテペク城に装飾画も描いた。

作品

• 
  マクシミリアーノ1世と皇后 (c.1864)
  ミラマール城
• 
  マクシミリアーノ1世 (c.1865)
  ミラマール城
• 
  メキシコ王妃シャルロッテ (1867)
  メキシコ国立美術館
• 
  『イサクの犠牲』(1857)
  メキシコ国立美術館
• 
  「マラーの死」