トップQs
タイムライン
チャット
視点

シャシャンボ

ウィキペディアから

シャシャンボ
Remove ads

シャシャンボ南燭・小小坊、学名: Vaccinium bracteatum)とはツツジ科スノキ属常緑小高木。別名は、ナガバシャシャンボ[1]シャセンボ

概要 シャシャンボ, 分類(APG III) ...
Thumb
液果(2024年11月 名古屋市 東山動植物園)
Remove ads

名称

漢字表記では「小小坊」と書くがこれは当て字で、シャシャンボの実際の語源は古語のサシブ(烏草樹[4])が訛ったものである。

分布と生育地

日本関東地方南部・石川県以西の本州四国九州沖縄と、朝鮮半島南部、中国台湾に分布する[5]。暖地の海沿いに生え[5]、やや乾燥したところに多く見られる。庭木としても植えられる[5]佐世保の地名の由来ともいわれる[6]

特徴

常緑広葉樹低木または小高木[5]。日本のスノキ属の植物には小柄なものが多い中で、かなり大きな樹木になるものである。

枝は当初は細かい毛があるが、やがて無毛となり、白くなる。は長さ2.5 - 6センチメートル (cm) の楕円形、やや厚い革質で表にはつやがあり[5]葉脈はややくぼむので、表面に網目状の溝があるように見える。葉裏の主脈上に小さな突起がある[5]葉縁には細かい鋸歯がある。

花期は7月頃で[5]、白色の鐘形の花が鈴なりになって咲く[5]花序は総状で、前年の枝の葉腋から出て、やや横向きに伸び、多数の小さな葉が付いている。果実は直径5ミリメートル (mm) ほどの球形の液果で、黒紫色に熟すと白い粉が吹いて食べることができる[5]。これは同属のブルーベリー類と同じく、アントシアニンを多く含む。

脚注

参考文献

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads