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ジェイムズ・オーレン

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ジェイムズ・オーレンは、コンピュータゲームゲームデザイナー。2018年にパブリッシング会社Arcanum Worldsを立ち上げる前は、22年間勤めたバイオウェアのシニア・クリエイティブ・ディレクターだった。2019年、オーレンはウィザーズ・オブ・ザ・コースト傘下の新たな社内開発スタジオArchetype Entertainmentのリーダーとなり、同社の新たな知的財産とコンピュータゲームを開発することになった。

概要 ジェイムズ・オーレンJames Ohlen, 職業 ...
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経歴

要約
視点

オーレンは少年時代からTRPGダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)に親しんでおり、ダンジョンマスター(DM)[注 1]もこなしていた[注 2]、後にコミックショップの経営者となるが、同時にD&Dのキャンペーンをいくつも行った[3]。彼のキャンペーンは大人気で、キャンセル待ちができるほどだった[3]。バイオウェアの創業者レイ・ミュジカグレッグ・ゼスチャックは、オーレンのD&Dのスキルを買って同社にスカウトした[4][注 3]。バイオウェアの初期の仕事には『Shattered Steel』のテストがあり、その後バイオウェアの名を知らしめたRPG『Baldur's Gate』(『BG1』)のリード・デザイナーとなった[3]。『BG1』の成功の結果、オーレンは同社のデザイン・ディレクターとなった。その後も『Baldur's Gate II: Shadows of Amn』(『BG2』)や『Neverwinter Nights』など、バイオウェアのD&D作品のリード・デザイナーを務めた。その後、『Star Wars: Knights of the Old Republic』(『SW:KotOR』)と『Dragon Age: Origins』でもデザインを担当した[5]

『BG1』の発売後のある日、オーレンはInterplayのプロデューサー、ダーモット・クラークから「バルダーズ・ゲートのキャラは、『FF7』のキャラほど深みがない」と言われ、実際『FF7』をプレイすると「なんてことだ、これに比べれば自分のキャラなどダンボールの切り抜きのようだ」と感じた。この体験が、『BG2』のキャラ造形により深みを持たせる事につながったという。オーレンはスクウェアのRPG手法は嫌っていたが、『クロノ・クロス』にインスパイアされた『SW:KotOR』など、その後も影響は受け続けていた[1]

2006年、オーレンはテキサス州オースティンに移り、ゴードン・ウォルトンとリッチ・ヴォーゲルと共にバイオウェアの新スタジオを設立した。そのスタジオはMMORPGゲーム『Star Wars: The Old Republic』の制作を担当した[6]

2018年、オーレンは22年間勤めたバイオウェアを退職し、自身の出版社であるArcanum Worldsを立ち上げた[7]。同社が最初に制作したのは『Odyssey of the Dragonlords』である[8]

ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)は、新しい知的財産(IP)を開発するため、2019年4月にオースティンを拠点とする新スタジオを設立すると発表し、そのリーダーにオーレンを抜擢した。オーレンは「このオファーは見逃すには惜しいものであり、これは90年代や00年代初期の古き良き時代のように、私にとって個人的なプロジェクトに取り組む機会に他ならない。」と語っている[9]。2020年1月までに、WotCはスタジオの名称を「Archetype Entertainment」とし、同じく元バイオウェアのチャド・ロバートソンが副社長兼ゼネラルマネージャーに就任したことを明らかにした[10]。その一月後、同じくバイオウェアの元メンバーであるドリュー・カーピシンが、リード・ライターとして同社に加わった[11]。Arcanum Worldsについては、同社で開発したIPは使用しないとしながらも、会社自体は継続された[12]

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関係作品

リード・デザイナー/クリエイティヴ・ディレクター

その他

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脚注

外部リンク

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