トップQs
タイムライン
チャット
視点
ジムヌラ
ウィキペディアから
Remove ads
ジムヌラ (Echinosorex gymnura) は、哺乳綱真無盲腸目ハリネズミ科ジムヌラ属に分類される食虫類。本種のみでジムヌラ属を構成する[2]。
Remove ads
分布
形態

頭胴長(体長)26 - 46センチメートル[3][5]。尾長16.5 - 30センチメートル[3]。体重0.5 - 2キログラムと、ハリネズミ科最大種[3]。全身は棘状ではないものの硬い体毛で覆われる。胴体は黒、頭部の体毛は白い。また眼の周囲から頭頂部にかけての体毛も黒い。
歯式はである[6]。
発達した臭腺を持ち、この臭腺からの分泌物は非常に臭う。
Remove ads
分類
以下の亜種の分類・分布は、Hutterer (2005) に従う[2]。
生態
低地の熱帯林やマングローブ林などに生息し[3]、ゴム農園などの耕作地にも生息する[1]。おもに林床で活動するが、樹上に登ることもある[3]。単独性[3][5]。夜行性で、昼間は倒木や木の根元などで休む[4]。泳ぎは上手く、水中にもよく入る。
昆虫類、ミミズ類、小型軟体動物などの無脊椎動物を食べる[3]。カエル類や魚類などの脊椎動物、果実も食べる[3][5]。
繁殖様式は胎生。周年繁殖し[5]、1年に2回出産する[3][5]。妊娠期間は35 - 40日[3][5]。1回に2頭の幼獣を産む[3][5]。飼育下での最大寿命は4.5 - 5年[3]。
人間との関係
広範囲に分布し、生息地が豊富なことから絶滅のおそれは低いと考えられている[1]。一方で個体群の分布域は断片化しており、森林の開拓などによる生息数への影響が懸念されている[3]。
出典
参考文献
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads