ジム・ギャロウェイ

ジム・ギャロウェイ（Jim Galloway、1936年7月28日 - 2014年12月30日）^[1]は、ジャズ・クラリネット奏者、サクソフォーン奏者。1960年代半ばにスコットランドから移住し、カナダを拠点に活動した。

ジム・ギャロウェイ Jim Galloway
ジム・ギャロウェイ
基本情報
出生名	James Braidie Galloway
生誕	(1936-07-28) 1936年7月28日
出身地	スコットランド エアシャー州キルウィニング
死没	(2014-12-30) 2014年12月30日（78歳没） カナダ オンタリオ州トロント
ジャンル	ジャズ
職業	ミュージシャン
担当楽器	サクソフォーン、クラリネット
活動期間	1960年代 - 2014年

生い立ちと教育

ギャロウェイはスコットランド、エアシャー州キルウィニングに生まれた^[2]。グラスゴー美術学校でグラフィックデザインを学んだ^[3]。また、クラリネットとアルト・サクソフォーンも学び、グラスゴーの地元ライブ・ハウスで演奏を始めた^[2]。

略歴

ギャロウェイは、1964年にトロントに移住した^[3]。短期間、グラフィックデザイナーとして働き、メトロ・ストンパーズなどの地元バンドで演奏を行った^[4]。1970年代半ばにはバディ・テイトと共にヨーロッパとアメリカをツアーし^[4]、その後すぐにウィー・ビッグバンドを結成した。

ギャロウェイは自身のバンドと他の著名なジャズ・ミュージシャンたちとの共演を通じて、数多くのジャズ・アルバムをレコーディングした^[2]。アルバム『Walking on Air』は、1980年のジュノー賞で最優秀ジャズ・アルバムにノミネートされた。

彼はトロント・ジャズ・フェスティバルの共同創設者の一人であり、1987年から2009年まで音楽監督を務めた^[5]。2002年にはフランスの芸術文化勲章シュヴァリエを授与されている^[2]。

ギャロウェイは2014年12月30日、トロントで緩和ケアを受けながら亡くなった^[6]。彼の生涯を描いたドキュメンタリー映画『Jim Galloway: A Journey in Jazz』が、2018年にTVオンタリオで放映された^[7]。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

• Three Is Company (1976年) ※with ディック・ウェルスタッド、ピート・マガディーニ
• Jim Galloway / The Metro Stompers (1977年) ※with メトロ・ストンパーズ
• Walking on Air (1979年)
• Bojangles (1981年)
• Thou Swell (1981年) ※with ジェイ・マクシャン、ドン・トンプソン、テリー・クラーク
• At The Bern Jazz Festival (1983年) ※with ドク・チータム、イアン・バーグ
• The Sackville All Stars Christmas Record (1986年) ※with ラルフ・サットン
• A Tribute To Louis Armstrong (1988年) ※with ラルフ・サットン
• Jim & Jay's Christmas (1992年) ※with ジェイ・マクシャン
• Wee Big Band (1993年)
• Live at the Green Dolphin - Cape Town, South Africa (Vol. 1 & 2) (1996年)
• Pocketful of Dreams (1997年) ※with ラルフ・サットン
• What's New (1997年) ※with ボブ・バーナード、アンリ・シェイ
• At the Ball (1998年) ※with エド・ポルサー
• Raisin' the Roof (1998年) ※with アラン・ヴァシェ
• Music Is My Life (2001年) ※with ディック・ウェルスタンド、ハンフリー・リトルトン
• Live in Toronto (2010年) ※with ヴィック・ディッケンソン。1973年録音