ジメタクリン

ジメタクリン(Dimetacrine)またはアクリプラミン(acripramine)は、ヨーロッパとかつての日本で、うつ病の治療に用いられていた三環系抗うつ薬である^{[1][2][3][4][5]}。イミプラミンと似た効果を持つが、イミプラミンに対する二重盲検法の臨床試験で、ジメタクリンの方が、効能が比較的弱く、体重減少と肝機能検査の異常数値が発生しやすくなる^[6][7]。薬理学についてはほとんど分かっていないが、他の三環系抗うつ薬と同様に作用すると推測されている。これが事実であれば、ジメタクリンを過量摂取すると心臓に対する深刻な毒性となる。

ジメタクリン

IUPAC命名法による物質名
IUPAC名 3-(9,9-dimethylacridin-10-yl)-N,N-dimethyl-propan-1-amine
臨床データ
法的規制	℞ (Prescription only)
データベースID
CAS番号	4757-55-5
ATCコード	N06AA18 (WHO)
PubChem	CID: 94280
ChemSpider	85085
UNII	O341NY501N
KEGG	D02565
化学的データ
化学式	C20H26N2
分子量	294.43 g/mol
SMILES CC1(C2=CC=CC=C2N(C3=CC=CC=C31)CCCN(C)C)C

合成

GB 933875

関連項目

• メリトラクセン