ジャミーア・ネルソン

ジャミーア・ラマー・ネルソン・シニア（Jameer Lamar Nelson Sr., 1982年2月9日 - ）は、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州チェスター出身の元プロバスケットボール選手。。ポジションはポイントガード。現在はNBAGリーグのデラウェア・ブルーコーツのGMを務めている。

ジャミーア・ネルソン
Jameer Nelson

ニューオーリンズ・ペリカンズでのネルソン （2017年）
デラウェア・ブルーコーツ GM
役職	ゼネラルマネージャー
所属リーグ	NBAGリーグ
基本情報
愛称	The Lightning
国籍	アメリカ合衆国
生年月日	(1982-02-09) 1982年2月9日（43歳）
出身地	ペンシルベニア州チェスター
身長(現役時)	183cm (6 ft 0 in)
体重(現役時)	86kg (190 lb)
ウィングスパン(現役時)	189cm  (6 ft 3 in)[1]
キャリア情報
出身	セント・ジョセフズ大学
NBAドラフト	2004年 / 1巡目 / 全体20位
デンバー・ナゲッツから指名
プロ選手期間	2004年–2018年
ポジション	PG
背番号歴	14, 28, 1, 41
経歴
2004–2014	オーランド・マジック
2014	ダラス・マーベリックス
2014–2015	ボストン・セルティックス
2015–2017	デンバー・ナゲッツ
2017–2018	ニューオーリンズ・ペリカンズ
2018	デトロイト・ピストンズ
受賞歴
NBAオールスター (2009) NBAオールルーキーセカンドチーム (2005) ネイスミス・カレッジ最優秀選手賞 (2004) オールアメリカン・コンセンサスファーストチーム (2004) ボブ・クージー賞 (2004) フランシス・ポメロイ・ネイスミス賞（英語版） (2004) アトランティック10（英語版）最優秀選手賞 (2004) アドルフ・ラップ賞 (2004) 3× オールアトランティック10ファーストチーム (2002–2004) オールアトランティック10セカンドチーム (2001) 2× アトランティック10オールディフェンシブチーム (2003, 2004) No. 14 セントジョセフズ・ホークス永久欠番
NBA通算成績
得点	9,940 (11.3 ppg)
リバウンド	2,595 (3.0 rpg)
アシスト	4,508 (5.1 apg)
Stats Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ	アメリカ合衆国
獲得メダル 男子バスケットボール  アメリカ FIBA U21世界選手権 2001 日本

経歴

2004年のNBAドラフト全体20位でデンバー・ナゲッツから指名を受けたが、その直後に2005年のNBAドラフト1巡指名権との交換でオーランド・マジックにトレードに出された。79試合に出場し、1試合あたり8.7得点3アシストの成績を残す。04-05シーズンの後半には先発ポイントガードの座につき、成績を大きく向上させた。05-06シーズンも62試合のうち約半数の33試合に先発出場。出場時間のみならず、得点、アシストなどの成績も軒並み上昇した。

06-07シーズンは開幕から先発の座を掴んだ。

2009年のNBAオールスターゲームにチームメートのドワイト・ハワード、ラシャード・ルイスと共に選ばれている^[2]。2月に右肩を痛めた^[3]。この年チームは創設以来2度目のNBAファイナルに出場したがロサンゼルス・レイカーズに1勝4敗で敗れた。

2009-2010シーズンのプレーオフでは、1回戦のシャーロット・ボブキャッツとの第3戦で32得点^[4]、

2014年7月24日、10年間在籍したオーランド・マジックと契約解消で合意し、ダラス・マーベリックスと契約した。 しかし、12月18日に、ラジョン・ロンドなどが絡んだ大型トレードで、ボストン・セルティックスに放出され、更に2015年1月13日には、デンバー・ナゲッツに放出された。2015年、プレーヤーオプションを行使せずオプトアウトし、FAとなったが、7月13日、4年契約でデンバー・ナゲッツと再契約に合意した^[5]。2017年10月16日、ナゲッツを解雇^[6]。21日にニューオーリンズ・ペリカンズと契約した^[7]。

2018年2月1日、ニコラ・ミロティッチ、将来のドラフト指名権とのトレードでオメル・アーシュク、トニー・アレンと共にシカゴ・ブルズに移籍したが^[8]、2月8日、デトロイト・ピストンズに放出^[9]。2017-18シーズン終了後に引退を表明した。

2020年11月10日、デラウェア・ブルーコーツのアシスタントAMに就任したことが発表された^[10]。

個人成績

略称説明
GP	出場試合数	GS	先発出場試合数	MPG	平均出場時間
FG%	フィールドゴール成功率	3P%	スリーポイント成功率	FT%	フリースロー成功率
RPG	平均リバウンド数	APG	平均アシスト数	SPG	平均スティール数
BPG	平均ブロック数	PPG	平均得点	太字	キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
2004–05	ORL	79	21	20.4	.455	.312	.682	2.4	3.0	1.0	.0	8.7
2005–06		62	33	28.8	.483	.424	.779	2.9	4.9	1.1	.1	14.6
2006–07		77	77	30.3	.430	.335	.828	3.1	4.3	.9	.1	13.0
2007–08		69	62	28.4	.469	.416	.828	3.5	5.6	.9	.1	10.9
2008–09		42	42	31.2	.503	.453	.887	3.5	5.4	1.2	.1	16.7
2009–10		65	64	28.6	.449	.381	.845	3.0	5.4	.7	.0	12.6
2010–11		76	76	30.5	.446	.401	.802	3.0	6.0	1.0	.0	13.1
2011–12		57	57	29.9	.427	.377	.807	3.2	5.7	.7	.1	11.9
2012–13		56	56	35.3	.392	.341	.873	3.7	7.4	1.3	.1	14.7
2013–14		68	68	32.0	.394	.348	.857	3.4	7.0	.8	.1	12.1
2014–15	DAL	23	23	25.4	.374	.369	.875	2.7	4.1	.7	.1	7.3
	BOS	6	1	20.2	.220	.200	.667	2.8	5.5	1.2	.0	4.8
	DEN	34	5	20.6	.450	.354	.579	1.9	3.7	.7	.1	9.6
2015–16		39	15	26.6	.368	.299	.857	2.9	4.9	.6	.1	7.3
2016–17		75	39	27.3	.444	.388	.714	2.6	5.1	.7	.1	9.2
2017–18	NOP	43	0	20.9	.410	.364	.765	2.2	3.6	.5	.1	5.1
	DET	7	0	16.6	.282	.071	1.000	1.1	3.3	.6	.1	3.7
通算		878	640	27.9	.436	.368	.810	3.0	5.1	.9	.1	11.3

プレーオフ

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
2007	ORL	4	4	32.3	.420	.357	.909	3.0	3.3	.8	.0	14.3
2008		10	10	33.3	.504	.488	.757	4.1	4.7	.3	.2	16.2
2009		5	0	18.0	.348	.167	.500	1.4	2.8	.2	.0	3.8
2010		14	14	34.2	.479	.393	.823	3.6	4.8	1.0	.0	19.0
2011		6	6	36.0	.378	.231	.786	4.2	5.0	2.0	.0	13.2
2012		5	5	36.4	.392	.320	.750	3.8	6.6	.8	.2	15.6
通算		44	39	32.5	.445	.372	.792	3.5	4.6	.8	.1	15.0

プレースタイル

優れたゲームメイク能力を持つPG。また高いシュート力を持ち、3Pシュート成功率が4割を超えるシーズンもあった^[11]。 非常に勝負強く、大事な場面でのシュートや試合を決定づけるブザービーターを決めることもしばしば。 PGとしても、やや低身長ながら平均以上のボディバランスを持ち、カットインしてから、ゴール下のディフェンダーにも当たり負けることはあまり見られない。

その他

• マウスピースを外して咥える癖が特徴的。