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ジレンマ (ネリーの曲)
2002年のネリー featuring ケリー・ローランドのシングル ウィキペディアから
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「ジレンマ」(Dilemma)は、ラッパーのネリーが、ケリー・ローランド(当時デスティニーズ・チャイルド所属)をフィーチャリングのリードボーカルとして迎え、デュエット共演したシングル。ネリーの2ndアルバム『ネリービル』(Nellyville)からの3枚目のシングル、ケリー・ローランドのソロとしてのデビュー・アルバム『シンプリー・ディープ』(Simply Deep)の先行シングルとして2002年6月に発売された。
「ジレンマ」は全米で10週第1位のチャートを記録するミリオンセラーの大ヒットとなり、複数の国の音楽チャートでも第1位を記録。それにより「ネリー」の名は世界的なものとなり、第45回グラミー賞のラップ部門でも最優秀ラップ・コラボレーション賞を受賞した[1][2][3]。
ケリーが口ずさむ「アイ・ラヴ・ユー」「アイ・ニード・ユー」といったバート・フレーズは、パティ・ラベルの1983年のアルバム『アイム・イン・ラヴ・アゲイン』(I'm in Love Again)からの2ndシングル「ラヴ、ニード・アンド・ウォント・ユー」(Love, Need and Want You)から来ている[3]。サンプリングされた原曲「ラヴ、ニード・アンド・ウォント・ユー」の要素を生の女性ボーカルにしたいと考えたネリーは、2001年にデスティニーズ・チャイルドの全米ツアー「トータル・リクエスト・ライブ・ツアー」(Total Request Live Tour)を彼女らと共に回った頃から親しくなっていたケリーに新曲のデュエットボーカルを依頼し「ジレンマ」が完成した[4][3]。
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公式リミックス
- ジレンマ feat. ケリー・ローランド&アリ(ジャーメイン・デュプリによるリミックス )
- 2003年に発売されたネリーのリミックス・アルバム『ザ・リインヴェンション~ダ・ダーティ・ヴァージョンズ』(Da Derrty Versions: The Reinvention)に収録されたもので、ジャーメイン・デュプリによる技あり(ジャーメインもイントロやガヤで登場)のリミックス[3]。アリもパートも加わったフロア意識のヴァージョンとなっている[3]。日本のみで発売された2009年のベスト・アルバム『ザ・ベスト・オブ・ネリー』(The Best of Nelly)にも収録された[3]。
ミュージック・ビデオ
ネリーとケリーは、ミュージック・ビデオでも共演し歌詞世界を表現しているが、「ジレンマ」のケリーのパートの元となった「ラヴ、ニード・アンド・ウォント・ユー」(Love, Need and Want You)のオリジナル歌手のパティ・ラベルが、ケリーの母親役としてカメオ出演している[3]。
続編「ゴーン」
ネリーとケリーは「ジレンマ」の大ヒットの後も、「ジレンマ」の歌詞世界(彼氏のいる女性との恋)の続編的ニュアンスの2011年のシングル「ゴーン ~ ジレンマ pt.II」(Gone)でも再共演した[5]。「ゴーン」は2010年のネリーの6thアルバム『5.0』(5.0)に収録されている[5]。ネリーは再共演したケリーについて、「ケリーは俺にとって妹みたいな存在だけど、同時に俺は彼女の大ファンでもあるのさ」とコメントしている[5]。
受賞・ノミネート
- 第45回グラミー賞 (45th Annual Grammy Awards)
- 最優秀ラップ・コラボレーション賞 (Best Rap/Sung Performance)受賞
- 第3回BETアワード (BET Awards 2003)
- 最優秀コラボレーション賞 (Best Collaboration)ノミネート
- 2003年ソウル・トレイン・ミュージック・アワード (2003 Soul Train Music Awards)
- 最優秀ビデオ・オブ・ザ・イヤー賞 (Soul Train Music Award for Best Video of the Year)ノミネート
- 2002年ビルボード・ミュージック・アワード (2002 Billboard Music Awards)
- 最優秀ラップ楽曲賞 (Top Rap Song)ノミネート
- 2003年MTVビデオ・ミュージック・アワード (2003 MTV Video Music Awards)
- 最優秀R&Bビデオ賞 (Best R&B Video)ノミネート
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カバー
大ヒットした「ジレンマ」には数々のカバーがあるが[3]、主だったものを以下に記す。
日本語カバー
RIRIとJP THE WAVYによる日本語カバーが、RIRIのEP「Summertime EP」(2019年5月22日発売、AICL-3629)に収録されている。また、発売に先立つ2019年5月15日には同曲が先行配信シングルとして配信されている[7]
脚注
参考資料
外部リンク
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