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ジン・フィズ
カクテルのひとつ ウィキペディアから
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ジン・フィズ (Gin Fizz) は、ジンベースのカクテルの一種である。
由来
ジン・フィズは、1888年、ニューオーリンズの「インペリアル・キャビネット・サロン」のオーナーであるヘンリー・ラモスが初めて作ったとされている[3]。1888年にレモン・スカッシュにジンを加えたカクテルをラモスは「ジン・フィズ」の名称で販売した[3]。
「フィズ (fizz)」とは、ソーダ水の泡のはじける「シューッ」という音を表す擬音語である[3]。
スピリッツやリキュールに甘味(砂糖)、酸味(レモンなど)を加えてシェークし、ソーダ水で割った飲物を「フィズ」と言い、ウイスキー・フィズ、ブランデー・フィズ、カカオ・フィズ、バイオレット・フィズなどがある。
同時期(19世紀半ば)にイギリスで創作されたトム・コリンズはジン・フィズと同じ材料を使い(分量は異なる)、作り方も同じ。使用するグラスがジン・フィズがタンブラーであるのに対し、トム・コリンズはコリンズグラスを用いる。このため、「兄弟カクテル」と呼ばれることもある[4][5]。1982年のカクテル書によると、コリンズはステアで作りシェーカーを使わない、ジン・フィズは通常シェークで作るとある[6]。
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標準的なレシピ
- ドライ・ジン - 45 ml
- レモン・ジュース - 15-20 ml
- 砂糖 - 2ティースプーン
- ソーダ水 - 適量
作り方
備考
- 1ティースプーンほどのミルクを加え、味をまろやかにする場合もある。
- レモン・スライスを添えてもよい。
ジンベースのフィズ
ジンをベースとした、フィズというスタイルのカクテルは他にもあり、名前を挙げればきりがない(テキサス・フィズ、シルバー・フィズ、ゴールデン・フィズ、ローヤル・フィズなど)のだが、ここでは幾つかレシピを紹介する。
- シルバー・フィズ(Silver Fizz)[7]
- ジン・フィズに卵白(鶏卵)を加えたもので、水と混ざりにくい卵白をシェイクによって混ぜるため、ジン・フィズを作る時よりも強くシェイクする必要がある。近年ではブレンダーを用いることも多い。
- ゴールデン・フィズ(Golden Fizz)[7]
- ジン・フィズに卵黄(鶏卵)を加えたもの。作り方はシルバー・フィズと同様。
- ロイヤル・フィズ(Royal Fizz)[8]
- ジン・フィズに全卵(鶏卵)を加えたもの。作り方はシルバー・フィズと同様。
- テキサス・フィズ(Texas fizz)[9][10]
- ジン・フィズのレモン・ジュースをオレンジジュースに替えたもの。作り方はジン・フィズと同様。コリンズグラスに注ぐ。スライスしたオレンジを飾ることもある。
- 名称はアメリカのテキサス州に由来する。
- オレンジ・フィズ[11]
- オレンジ・ジュース = オレンジ半分を絞った程度の量
- レモン・ジュース = レモン4分の1を絞った程度の量
- ドライ・ジン = 30ml
- オレンジ・ジュース、レモン・ジュース、ドライ・ジンをシェイクして、タンブラー(容量240ml程度)に注いで、炭酸水で満たせば完成。
- その他
- 欧米諸国ではフィズ・スタイルのカクテルを、ジン・フィズに各種リキュールを入れて作る。
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ヴァリエーション
前述のとおり、ジンをウィスキーやブランデーなどに置き換えることができ、それぞれウィスキー・フィズ、ブランデー・フィズなどと呼ばれる。
脚注
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