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スイスの基礎自治体
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スイスの基礎自治体(スイスのきそじちたい)では、スイスの基礎自治体について説明する。

概要
スイスでは基礎自治体はドイツ語でゲマインデ(Gemeinde)、フランス語でコミューン(commune・コミューヌ)、イタリア語でコムーネ(comune)、ロマンシュ語では vischnanca と呼ばれる。2017年現在、スイスには2255の基礎自治体がある[1]。そのほとんどは数百人程度の人口であるが、チューリッヒ(Zürich)やジュネーヴ(Genève)のような大都市も法的には基礎自治体である。基礎自治体の面積は、0.32平方キロメートル(アールガウ州カイザーシュトゥールおよびヴォー州リヴァ)から439平方キロメートル(グラウビュンデン州シュクオル)まで大きな幅がある。
各州(カントン)により、教育、医療、社会福祉、公共交通、徴税等の基礎自治体の権限は異なっている。中央集権化の度合いもカントンにより異なっている。
各基礎自治体は、行政組織としての市町村長をトップとする委員会と立法府としてのタウンミーティングによって統治されている。ほとんどのカントンでは、大きな基礎自治体には議会を設置する権限を与えている。カントンによっては、スイスに一定期間以上居住した外国人にも地方自治に参加する権限を与えている。
スイスの国籍は、各基礎自治体の市民権に基づいている。全てのスイス人はどれか1つまたは複数の基礎自治体の市民である。
基礎自治体の財政は、所得税のような直接税によって賄われ、その税率は場所によって異なるもののカントンによって設定された範囲になっている。
多くの基礎自治体は、行政サービスを維持していくことが困難になってきており、歳出を減らす努力として多くの自治体が合併や特別行政区の設置によって行政サービスを統合している。各カントン政府はこの再編を支援しており、統合を選ぶ自治体は増えつつある。
市(villesまたはStädte)と呼ばれるのは、1万人以上の人口があるか、中世からの独自の都市権を持っている基礎自治体である。それより小さな基礎自治体には特別な区別はない。
基礎自治体には、スイス連邦統計事務所によって統計コードが割り振られている。また郵便番号が各自治体に割り当てられているが、1つの基礎自治体に複数の番号がある場合や、いくつかの基礎自治体をまとめて1つの番号に割り当てている場合もある。
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カントン別の基礎自治体
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人口順の一覧
脚注
参考文献
関連項目
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