ウルフ125(うるふ125)は、かつて鈴木自動車工業(現スズキ)が製造販売した自動二輪車である[8]。仕向地によって呼称が変わり、北米と欧州ではT125 Stinger、豪州と仏国ではFlying Leopard.とも呼ばれた[7][10]。
概要 基本情報, 排気量クラス ...
ウルフ125 |
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 英国仕様の1972年型T125 Stinger MK2。 |
基本情報 |
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排気量クラス |
小型自動二輪車 |
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メーカー |
スズキ |
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エンジン |
124 cm3 2ストローク 空冷2気筒 |
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内径×行程 / 圧縮比 |
43 mm × 43 mm / 7.3:1 |
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最高出力 |
15 ps / 8,500 rpm |
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最大トルク |
1.38 kgm / 7,000 rpm |
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車両重量 |
102 kg |
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詳細情報 |
製造国 | 日本国 |
製造期間 | 1969年(昭和44年) - 1972年(昭和47年)[1] |
タイプ | |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | セミクレードル(トリフォーム[2]) |
全長×全幅×全高 | 1,820 mm × 595 mm × 950 mm |
ホイールベース | 1,200 mm |
最低地上高 | 185 mm |
シート高 | |
燃料供給装置 | 下向き通風型気化器[3] (MD18) |
始動方式 | キック式 |
潤滑方式 | 分離給油(CCI) |
駆動方式 | 湿式多板クラッチ |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
サスペンション | 前 | テレスコピック式[4] | 後 | スイングアーム式[4] |
キャスター / トレール | 24.00° / 68 mm |
ブレーキ | 前 | リーディング・トレーリング式(130 mm径[5]) | 後 | リーディング・トレーリング式(130 mm径[5]) |
タイヤサイズ | 前 | 2.50-18-4PR | 後 | 2.75-18-4PR |
最高速度 | 130 km/h[4] |
乗車定員 | |
燃料タンク容量 | 8.0 L |
燃費 | 65 km/L |
カラーバリエーション | |
本体価格 | 138,000円 |
備考 | |
先代 | スズキスポーツT125[1][7] |
後継 | |
姉妹車 / OEM | |
同クラスの車 |
- ヤマハスポーツ125AS1-D[4]
- ホンダベンリイCB125[4]
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各諸元の出典 |
註記なき場合はSUZUKI DIGITAL LIBRARYの記事より引用 [9]。 |
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1968年(昭和43年)10月開催の東京モータショーで、ウルフ90と共に初公開された[11][12]。
エンジンの腰上部分を除く大半の部品を、同系の2気筒エンジンを搭載したウルフ90と共用する[8][13][10]。
外観は野心的なもので[7]、トリフォームと呼ばれるフレームに吊られたエンジンは水平近くまで寝かせられてい、排気管はスクランブラーのように、左右の高い位置まで取り回されていた[2]。また、ハウジングを廃止して灯体を露出した独特なヘッドランプや、クラス初のセパレート・タイプのスピードメーターなどを採用している[8][12]。
輸出仕様には、MK2と呼ばれるハンドルバーや排気管を一部改良されたモデルが存在する[14]。