スハン・ババエフ

スハン・ババエヴィチ・ババエフ（ロシア語: Сухан Бабаевич Бабаев、現代トルクメン語: Suhan Babaýewiç Babaýew、1910年 - 1995年11月28日）は、トルクメン・ソビエト社会主義共和国の政治家。

トルクメン・ソビエト社会主義共和国の政治家 スハン・ババエヴィチ・ババエフ Сухан Бабаевич Бабаев Suhan Babaýewiç Babaýew
生年月日	1910年
出生地	ロシア帝国ザカスピ州アスハバード郡ユズハシ
没年月日	1995年11月28日
出身校	中央アジア治水高等学校卒業 全連邦共産党（ボ）中央委員会附属高等党学校（ロシア語版）
所属政党	（全連邦共産党（ボリシェヴィキ）→） ソビエト連邦共産党
称号	レーニン勲章（3回）[1] 名誉記章勲章（ロシア語版）（1939年）[1] 労働赤旗勲章（1944年）[1] 赤星勲章[1]
トルクメニスタン共産党（ロシア語版）（ボ）・ トルクメニスタン共産党中央委員会 第一書記
在任期間	1951年6月28日 - 1958年12月14日
人民委員会議・閣僚会議議長
在任期間	1945年10月17日 - 1951年7月14日
最高会議幹部会議長	アッラ・ベルドゥイエフ アクマメド・サルィコフ[2]
トルクメニスタン共産党（ボ）チャルジョウ州委員会 第一書記
在任期間	1943年3月 - 1945年11月
人民委員会議副議長・国家統制人民委員
在任期間	1941年 - 1941年
治水副人民委員
在任期間	1940年 - 1941年

生涯

1910年12月25日（ユリウス暦12日）^[1]、ロシア帝国ザカスピ州ユズバシでアリリ族の貧しい^[3]農家に生まれた（シャジャ・バトゥイロフは、ババエフがイラン系（ロシア語版）の出自であることを暗示して、仲間内でババエフを「クルド人」と呼んでいた）^[4]。父はババエフ誕生の年に死に、母はその後再婚せず1950年に死去した^[4]。ババエフは1923年からタシュケントとポルトラツクの寄宿学校に通い^[4]、その後1931年に中央アジア治水高等学校を卒業した^[1]。

同年から1935年までメルヴ地区（ロシア語版）の、同年から1937年までスターリン地区（ロシア語版）の治水部部長、同年から1939年までムルガプ（ロシア語版）州システム部部長を務め、同年に全連邦共産党に入党した^[1]。同年から翌1940年までマルィ州 (ru) 治水部部長、同年から翌1941年までトルクメン・ソビエト社会主義共和国治水副人民委員に就き、1941年には国家統制人民委員および人民委員会議副議長でもあった^[1]。同年から1943年までは全連邦共産党中央委附属高等党学校（ロシア語版） (ru) で学んでいる^[1]。

同年3月から1945年11月まではトルクメニスタン共産党（ロシア語版）チャルジョウ州 (ru) 委 (ru) 第一書記、同年10月17日から1951年7月14日まではトルクメン共和国人民委員会議および閣僚会議議長を務め、1946年からは党中央委員、1951年6月28日から1958年12月14日までは同委第一書記に就き、同日までは同委局員でもあった^[1]。第一書記に在任中、ババエフはバイムハメド・カッルィエフ、ミャチ・コサエフ、アブダロフら「民族主義」科学者グループの粛清を行い、同族のアリリ族出身者を指導層に登用した^[4]。

1952年10月14日から1958年12月18日までは連邦共産党中央委員でもあったが、同月からはアシュハバード州 (ru) の「カザンジク」コルホーズ長を務めた^[1]。その後、1995年11月28日に死去^[1]。その名は通りに付けられた^[3]。