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セルヘタバット
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セルヘタバット (Serhetabat) は、旧名をトルクメン語でグシュギ (Guşgy)、ロシア語でクシュカ (Ку́шка) という、トルクメニスタン南東部マル州のグシュギ川峡谷に位置する小さな町。人口は16,038人(2022年国勢調査[1])。国境を挟んでアフガニスタン側のトルグンディと対置される位置にあり、両者は道路で結ばれている。また、かつては軌間(ゲージ)1,520 mm (4 ft 11+5⁄6 in)の鉄路で結ばれていた。
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概要
1885年、アフガニスタン首長国の一部であったセルヘタバット一帯は、およそ600人のアフガニスタン側の兵士たちが2,500人以上のロシア軍の軍勢に圧倒されたパンジェ紛争(「クシュカの戦い」とも)の結果、ロシア帝国の支配するところとなった[2]。
当地の集落は、1890年にロシア軍の前哨基地から始まった。1901年3月1日には、中央アジア鉄道(カスピ海横断鉄道)のメルブ(マル)から分岐した支線が開通し、一定の国際的な緊張を呼部ことになった[3]。
ロシア語でクシュカと呼ばれたこの町は、ロシア帝国にとっても、ソビエト連邦にとっても最南端の場所であった。1913年にロマノフ朝の300年を記念し、高さ10メートルの石の十字架が建立された。
交通
セルヘタバットは、トルクメニスタンからアフガニスタンに向かうアジアハイウェイ77号線の経由地となっている[4]。
首都アシガバットとセルヘタバットの間には、旅客列車が毎日1往復している[5]。
2018年2月には、セルヘタバットからアフガニスタン側へ向かう鉄道の再建が着手され、併せて、パイプラインや送電線、光ファイバー線の敷設も行われることになっている[6]。
気候
要約
視点
セルヘタバットは、ステップ気候(ケッペンの気候区分における BSh)にあり、寒冷な冬と、非常に暑い夏がある。冬から春にはほどほどの降水があるが、夏は極端に乾燥している。
脚注
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