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セントビンセント・グレナディーンの行政区画
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セントビンセント・グレナディーンの行政区画(セントビンセント・グレナディーンのぎょうせいくかく)は、6つの行政教区(Parish)から成る[1]。
概要
セントビンセント・グレナディーンでは憲法において地方自治体が規定されておらず、2009年の改憲案では盛り込まれたものの国民投票で否決された。1981年地方自治法(Local Authorities Act of 1981)では地方自治体の任務について規定されているが、現在では同法律は廃止されている[2]。
行政教区は限られた行政のみを担当する。1973年に民間から選出された地方自治体が存在したが、すでに解散している[2]。
多くの国で国勢調査の区域は行政区画を基に設定されているが、同国では異なり独自の区域を設定している。国勢調査区域の合計は13区。また選挙区は行政教区、国勢調査区域とも異なる範囲で設定されている。これらの区画についても後述する。
行政教区

行政教区の合計は6つで、そのうちセントビンセント島は5行政教区に分割され、グレナディーン諸島はグレナディーン教区の1行政教区のみとなる。ただし地理的にグレナディーン諸島に含まれるヤング島はセント・ジョージ教区に含まれているため、厳密にはグレナディーン諸島部は2行政教区である(ただしヤング島はグレナディーン諸島の中心地ベキア島から10キロメートルと大きく離れている一方、セントビンセント島とは300メートルと非常に近い)。各教区の行政中心地は存在しない[3]。前述のとおり同国では国勢調査区域が別に設定されているため、人口値は推定となっている。
地方自治体
地方自治体は合計17つ設置されている。種類は4種あり、中でも首都キングスタウンには特別な権限が与えられている[4][2]。
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他の区分
要約
視点
国勢調査区域

国勢調査でも用いられる区域。合計は13区で、範囲は細かく指定されている[5]。なおシャトーブレール区はセント・デイヴィッド教区と範囲が一致し、南北グレナディーン諸島はグレナディーン教区を南北で分割しているため、どちらの教区も正確な人口値を算出することは可能である[6]。
選挙区

直近に行われた2020年の総選挙では、セントビンセント・グレナディーン議会の選挙区は15区となっている[7][8]。範囲は国勢調査区域に近いものの、南部の区分けが異なる。なおウィンドワード(風上)はセントビンセント島東部、リーワード(風下)は島西部を指す。
- 北ウィンドワード選挙区(North Windward)
- 北中部ウィンドワード選挙区(North Central Windward)
- 南中部ウィンドワード選挙区(South Central Windward)
- メアリクア選挙区(Marriaqua)
- 南ウィンドワード選挙区(South Windward)
- 東セント・ジョージ選挙区(East St. George)
- 西セント・ジョージ選挙区(West St. George)
- 東キングスタウン選挙区(East Kingstown)
- 中央キングスタウン選挙区(Central Kingstown)
- 西キングスタウン選挙区(West Kingstown)
- 南リーワード選挙区(South Leeward)
- 中部リーワード選挙区(Central Leeward)
- 北リーワード選挙区(North Leeward)
- 北部グレナディーン選挙区(Northern Grenadines)
- 南部グレナディーン選挙区(Southern Grenadines)
関連項目
脚注
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