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タケ亜科
イネ目イネ科タケ亜科に属する植物のうち、茎が木質化する種の総称 ウィキペディアから
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タケ亜科(タケあか、Bambusoideae)は、イネ科の1亜科である。タケなどが含まれる。
以前は非常に広いグループをタケ亜科とすることもあったが、現在は、Grass Phylogeny Working Group (GPWG) が2001年に定義した「狭義のタケ亜科 (Bambusoideae sensu stricto)」が標準的である。
英語では(狭義の)タケ亜科は bamboo と総称され(bamboo はより狭い意味で使うこともある)、この意味での bamboo は通常タケ類と訳される。
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イネ科内の位置づけ
かつては、イネ科の中で最初に分岐したとする説もあり、タケ科 (Bambusaceae) として独立させることもあった。
現在判明している系統では、エールハルタ亜科(イネ亜科)とイチゴツナギ亜科とともに、イネ科の中で進化が進んだグループである BEP clade に含まれる。「BEP」は、3つの亜科名 Bambusoideae、Ehrhartoideae、Pooideae のアクロニムである。
分類
GPWGによる分類では、タケ亜科はタケ連 (Bambuseae) と Olyreae 連に分かれていた。
タケ連は、木本タケ類 (woody bamboos) とも呼ばれ、広義のタケ(ササ等を含む)である。「木本」とされるが、木質化はするものの通常の木本のような二次肥大成長はしない。一方、Olyreae 連は草本タケ類 (herbaceous bamboos) とも呼ばれ、通常の草本である。
しかし Sungkaew et al. (2009)[1]の分子系統学的解析によると、タケ連は単系統ではなく、熱帯性木本タケ類と温帯性木本タケ類の2つの系統に分かれる。熱帯性木本タケ類が Olyreae と姉妹群となり、温帯性木本タケ類はそれら全体と姉妹群である。彼らはこの結果から、温帯性木本タケ類をタケ連から Arundinarieae 連に分割すべきとしている。
BEP clade |
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Olyreae 連は中南米、アフリカ、ニューギニア島にのみ分布する小さなグループである。日本には狭義のタケ連と Arundinarieae が分布する。
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出典
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