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タンテュリエ
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タンテュリエ(仏:Teinturier、フランス語発音: [tɛ̃tyʁje])は果肉にアントシアニンを有するため、果肉や果汁が赤い色を持つブドウのことである[1]。タンテュリエ系でない黒ブドウにおいては、アントシアニンは果皮の細胞にのみ存在しており、圧搾された果汁はほとんどの場合無色である。赤ワインの赤い色は通常、浸漬された果皮から発酵中に日数をかけて抽出される。タンテュリエという語はフランス語で「染め物師」を意味する[2]。

ワイン
タンテュリエ系のブドウは多量の色素を含む傍ら、通常、特別なワインを生み出す。これはおそらく、タンテュリエ系のブドウがアントシアニンと似た構造を有する物質であるタンニンを豊富に含むためである。多くのワイン醸造家たちは味に劇的な影響を与えることなく色を濃くするために少量のタンテュリエ系ブドウの果汁をワインに加えている。これに加え、森林火災の頻度の増加とそれに伴いワインへ煙の臭いがつくリスクの増大に対し、タンテュリエ系のブドウは果皮を除いて果汁を絞ったとしても赤ワインを造ることができる点で有用である。なぜなら、タンテュリエ系のブドウを用いてロゼワイン方式で製造したワインはロゼではなく赤ワインとなり、また、その地域にどれだけ煙の影響があったかによらず(煙の香りは果肉ではなく果皮に付着するため)煙の香りがしないものとなるからである。
例

- アリカンテ・ブーシェ
- アリカンテ・ガンザン
- ガメイ・ド・ブーズ
- カルムラヒュット
- キャロライナ・ブラック・ローズ
- グラン・ノワール・ド・ラ・カルメット
- ゴルボク
- コロリーノ
- サペラヴィ
- サルヴァドール
- ドュンケルフェルダー
- プティ・ブーシェ
- ブラック・スパニッシュ
- マレシャル・フォッシュ
- モラステル・ブーシェ
- ルビーレッド
- ロイヤルティ
出典
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