



多項式
チェビシェフ多項式はゲーゲンバウアー多項式の特別な場合である[2]。

特に、
は
次多項式であり、最高次の項の係数は
のとき
である[3]。また偶奇性

を持つ[4]。
零点と極値
第1種チェビシェフ多項式
は区間
に
個の零点を持つ。その座標は

である[3]。これをチェビシェフノード(英語版)と呼ぶ。
(
) は区間
に
個の極値点を持ち(そのうちの二点は区間の両端)、その座標は

である[3]。またその極点値は
を満たす[3]。従ってチェビシェフ多項式の区間
での一様ノルムは
である。
直交性
第1種チェビシェフ多項式は区間
, 重み
に関する直交多項式である。すなわち、直交関係

を満足する[5]。ただし
,
(
) である。同様に、第2種チェビシェフ多項式は区間
, 重み
に関する直交多項式であり、直交関係

を満足する[6]。
また、第1種チェビシェフ多項式について離散的な直交関係が知られている。
を
(
) の
個の零点とするとき,
に対して離散直交関係

が成立する[7]。ただし
,
(
) である。この性質はチェビシェフ補間において有用である[8]。
漸化式
微分を含む漸化式[9]
![{\displaystyle (1-x^{2})T'_{n}(x)=n\left[xT_{n}(x)-T_{n+1}(x)\right]}](//wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/c8ad7035714f7f485bb2cb5b001f7afe38284ad6)
乗法関係[9]
