トップQs
タイムライン
チャット
視点

チャイニーズ・アイズ

ピート・タウンゼントのアルバム ウィキペディアから

Remove ads

チャイニーズ・アイズ』(原題:All the Best Cowboys Have Chinese Eyes)は、ピート・タウンゼント1982年に発表したスタジオ・アルバム

概要 『チャイニーズ・アイズ』, ピート・タウンゼント の スタジオ・アルバム ...
Remove ads

背景

タウンゼントは、ザ・フー名義のアルバム『フェイス・ダンシズ』(1981年)リリースに伴う短期のツアーの後、妻や娘のもとを離れて酒とドラッグに溺れていたが、その後持ち直して家族とよりを戻し、ソロ・ワークに没頭した[1]。前ソロ・アルバム『エンプティ・グラス』(1980年)に引き続きクリス・トーマスがプロデューサーに起用され[6]、本作の音楽性はニュー・ウェイヴ色が強くなっている[1][7]

収録曲「サンバディ・セイブド・ミー」はザ・フーによる録音も残されており[6]、アルバム『フェイス・ダンシズ』の1997年リマスターCDにボーナス・トラックとして追加収録された[8]。なお、本作のリリースから3か月後の1982年9月には、ザ・フー名義のアルバム『イッツ・ハード』が発売され、バンドは同作を最後に一度解散した[1]

反響・評価

母国イギリスでは、本作が全英アルバムチャートで8週トップ100入りして最高32位を記録し[4]、シングル・カットされた「ユニフォームス」は全英シングルチャートで48位に達した[9]。アメリカでは26週にわたりBillboard 200入りし、最高26位を記録した[3]。ニュージーランドのアルバム・チャートでは5週連続でトップ50入りし、最高17位を記録した[2]

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「簡単に言えば、タウンゼントから見た1982年当時の最新の音楽」と評している[7]。また、Jon Parelesは1982年8月5日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中4点を付け、「表面的には、タウンゼントが1980年に発表した『エンプティ・グラス』やザ・フーが1981年に発表した『フェイス・ダンシズ』よりも穏やかで説教臭い」としつつ「このアルバム全体において、場違いな音は殆どない」「最も大きな変化はタウンゼントのボーカルで、ここでは天使の如き穏やかさを伴い、自身の声域を最大限に生かしている」と評している[10]

ロブ・ヒューズは2020年、loudersound.comの企画「ピート・タウンゼントの最も不当評価された10曲」において、本作収録曲「シー・リフュージズ・ノー・リバー」を6位に挙げている[11]

Remove ads

収録曲

特記なき楽曲はピート・タウンゼント作。

  1. ストップ・ハーティング・ピープル - "Stop Hurting People" - 3:55
  2. シー・リフュージズ・ノー・リバー - "The Sea Refuses No River" (Pete Townshend, Alan Rogan) - 5:54
  3. プレリュード - "Prelude" (P. Townshend, Andy Newman) - 1:32
  4. フェイス・ダンシズ・パート・2 - "Face Dances, Pt. 2" - 3:25
  5. エクスクイジットリー・ボアード - "Exquisitely Bored" - 3:41
  6. コミュニケーション - "Communication" - 3:19
  7. スターダム・イン・アクタン - "Stardom in Acton" - 3:42
  8. ユニフォームス - "Uniforms (Corp d'Esprit)" - 3:43
  9. ノース・カントリー・ガール - "North Country Girl" (Traditional) - 2:27
  10. サンバディ・セイブド・ミー - "Somebody Saved Me" - 4:52
  11. スリット・スカーツ - "Slit Skirts" - 4:51

2006年リマスターCD(アメリカ盤、ヨーロッパ盤)ボーナス・トラック

  1. "Vivienne" - 3:38
  2. "Man Watching" - 2:33
  3. "Dance It Away" - 3:39

日本盤再発CD (TECI-24349, TECI-23588)ボーナス・トラック

  1. シー・リフュージズ・ノー・リバー(ライブ) - "The Sea Refuses No River (Live)" (P. Townshend, A. Rogan)
  2. スリット・スカーツ(ライブ) - "Slit Skirts (Live)"

参加ミュージシャン

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads