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ツァイガルニク効果

人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象 ウィキペディアから

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ツァイガルニク効果(ツァイガルニクこうか、: Zeigarnik effect)とは達成できた事柄より達成できていない事柄・中断している事柄を意識している状態[1]ツァイガルニック効果ゼイガルニク効果ゼイガルニック効果とも表記する。

ドイツのゲシュタルト心理学クルト・レヴィンの「人は欲求によって目標指向的に行動するとき 緊張感 が生じ持続するが、目標が達成されると緊張感は解消する」という考えに基づき、リトアニア出身で旧ソビエト連邦の心理学者ブリューマ・ゼイガルニクが「目標が達成されない行為に関する未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすい」との事実を実験的に示した[注釈 1]

さらに、ツァイガルニクらには、未完成の図形と完成した図形についての記憶研究もある。知覚の実験にあっては、未完成図形の方が完成図形に比べて記憶の度合いが悪い。

自分自身の行為を記憶する過程と、視覚像を記憶する過程とは、相異なる法則性に従っている[2]

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注釈

  1. (ルビンシュテイン『一般心理学の基礎2』 1982)には、「明らかに逆のこと、つまり、やり終え、完結し、現実性を失ったことは、なによりもはやく忘れるという傾向もある」との付言がある。

出典

参考文献

関連項目

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