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ディアフォレティケス
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ディアフォレティケス(学名:Diaphoretickes)は、真核生物に属する生物の一群である。アーケプラスチダ(広義の植物)やSARスーパーグループ、ハプト藻、クリプト藻などで構成される[2]。
共有派生形質の候補として、細胞膜の内側が小胞で裏打ちされるような皮層の微細構造がいくつかの生物で観察されている[3][4]。
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名称
ディアフォレティケス
2008年にBurkiらは分子系統解析によってアーケプラスチダ、SARスーパーグループ、ハプト藻、クリプト藻が単系統群としてまとまることを確かめ、アーケプラスチダ+HC+SARメガグループと呼んだ[5]。
この研究成果は国際原生生物学会による2012年の分類体系で採用され、「diaforetikés(ギリシア語で多様性)」に由来するディアフォレティケスとして定義された[6][7][注 1]。
Corticata
ディアフォレティケスに類似したものとして、1999年にキャバリエ=スミスは植物とクロムアルベオラータからなるクレードに対してphotokaryotesと名付けた[8][9]。この「photo-(ギリシア語で光)」は両者が光合成を行なう藻類を多く含むことにちなんでいる。しかし「共通祖先が光合成生物であると誤解を与える」との批判を受けたため[3]、2003年にキャバリエ=スミスは細胞皮層の微細構造にちなんだcorticates[注 2]という名称へと変更した[10][11]。
キャバリエ=スミスはその後もリザリアを含めるなどの改訂を重ね[12][13][14]、2015年にはCorticataに対して上界(superkingdom)の分類階級を設定し、ディアフォレティケスよりもこちらを用いるべきだと主張している[3]。しかし、Corticataという名称はほとんど利用されていない[2][15]。
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系統関係
以下の系統樹は2019年に出版された真核生物の系統関係に関する総説に基づく[15]。
真核生物 |
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脚注
出典
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